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日本の大阪府和泉市にある山 ウィキペディアから
槇尾山(まきおさん)は、大阪府和泉市にある標高600 mの山。標高500 mくらいのところに行基・空海ゆかりの古刹「施福寺」があり、参拝登山者の多い霊峰である。
ハイキングコースは、河内長野市滝畑側にも用意されているので、和泉市民だけでなく、河内長野市民も気軽に槇尾山への登山を楽しむ事が出来る。
槇尾山の中腹には、青少年の活動の拠点として利用されている緑あふれる施設「和泉市立青少年の家」がある。多目的ホール、談話コーナー、食堂、浴室など快適な設備を多数を整えている。また、八ヶ丸山頂 (419 m) までの全長1.5 kmの森林浴コースである「槇尾山グリーンランド」への登り口もここにあり、八ヶ丸山頂の展望台からは、大阪湾、六甲山、淡路島、関西国際空港などが一望でき、地元での評判は高い。森林浴コース途中には、地場産業のみかん園があり、シーズンにはみかん狩りも楽しめるようになっている。また、全長100 mのローラー滑り台、あじさい園、芝生広場なども楽しめる。
槇尾山の標高500 mくらいのところには、施福寺(天台宗)がある。この寺は、かつては修験道の寺院であったと考えられ、高僧行基や空海もここで修業をした。和泉国の代表的な名刹として全国に知られており、西国三十三所の第四番札所となっている。また、国の重要文化財の寺宝「槇尾山大縁起」は有名である。 現在は、天台宗で本尊の弥勒菩薩と札所本尊の千手観音がまつられている。また、境内からは南東に岩湧山、東に金剛山が眺望できる。春は桜、秋は紅葉が楽しめる。
槇尾山には、三国山や宿山、さらには鍋谷峠へ通じる山道も存在する。その山道で遭難する人もいるので注意が必要。河内長野市側のハイキングコースの途中に、この山道へ入れる分岐点がある。
山頂(捨身ヶ岳ともいう)への登山道はわかりにくく、山頂まで行く人は少ない(施福寺の境内付近を山頂と誤解している人も多い)。山頂からの展望はあまり良くない。蔵岩、仏岩という岩場がありロッククライミングをする人もいる。蔵岩からの展望は良い。清水(きよず)の滝、人智開明の滝といった滝もあるが、そこへの道はややわかりにくく、危険な箇所もある。 なお、2015年現在、山頂、蔵岩は立入禁止となっている[1]。
屯鶴峯(奈良県香芝市)を出発点とする自然歩道・ダイヤモンドトレールの終着点である。
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