森戸大明神
日本の神奈川県葉山町にある神社 ウィキペディアから
森戸大明神(もりとだいみょうじん)は、神奈川県三浦郡葉山町の神社。森戸海岸の南端に、森戸川を挟んで所在している。単に森戸神社(もりとじんじゃ)とも。
歴史
1180年(治承4年)に創建された。源頼朝は以仁王の令旨を奉じて挙兵し、紆余曲折はあったものの鎌倉を拠点とする勢力を築いた。頼朝は三嶋明神(現・三嶋大社)から分霊を勧請して神社を創建した。以降、歴代鎌倉幕府将軍が訪れる場所となった。当地を所領とする三浦氏の祈願所ともなっている[1]。
境内には、ベルツ博士とマルティーノ公使を顕彰する顕彰碑が建てられている。彼らは明治初期に葉山を訪れ、保養地の適地として紹介、皇室や政府高官の別荘が多く建てられるきっかけとなった。葉山御用邸もその一つである。大正天皇は度々葉山御用邸で療養生活を送り、終焉の地ともなった[2]。
祭神
境内
- 拝殿・本殿
- 社務所・授与所
- 手水舎
- 参集殿
- みそぎ橋
- 鳥居
- 植物
- 記念碑
- マルチーノ イタリア公使・ベルツ博士記念碑(保養地進言、葉山御用邸関連)
- 詩人・堀口大学 詩碑「花はいろ 人はこころ」
- 昭和天皇御即位の御大典記念碑(即位50年記念)
- 大正天皇御即位の御大典記念碑
- 高橋是清 歌碑「堪忍の 股よりのぞけ 富士の山」
- 明治天皇・昭憲皇太后 歌碑
- 明治天皇 海辺雪 歌碑「波のうへに 富士のね見えて くれ竹の 葉山の浦の 雪はれにけり」
- 照憲皇太后 里神楽 歌碑「くれ竹の 葉山の宮に きこゆるや 森戸あたりの かぐらなるらむ」
- 源頼朝公 別墅跡
- 侯爵細川家 松樹五百本寄進の碑
- 石原裕次郎 記念碑
境内社
文化財
交通アクセス
- 路線バス森戸神社停留所より徒歩2分。
脚注
参考文献
関連文献
外部リンク
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