松田 利彦(まつだ としひこ、1964年 - )は、日本の歴史学者、国際日本文化研究センター副所長・教授。専門は近代日朝関係史。
- 徳島県生まれ
- 1989年3月 京都大学文学部史学科卒業
- 1991年3月 京都大学大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了
- 1993年3月 京都大学大学院文学研究科現代史学専攻博士後期課程退学
- 1992年1月 文部省学術振興会特別研究員
- 1993年4月 京都大学文学部助手
- 1996年4月 兵庫県立神戸商科大学 商経学部専任講師
- 1998年10月 国際日本文化研究センター助教授
- 2000年4月 ソウル大学校社会科学大学経済研究所特別研究員(文部省在外研究員)
- 2007年 国際日本文化研究センター(日文研)准教授
- 2008年 「日本の朝鮮植民地支配と警察 一九〇五~一九四五年」で京大文学博士
- 2013年7月 日文研教授
- 2020年4月 日文研副所長兼務
単著
- 『戦前期の在日朝鮮人と参政権』(明石書店、1995年)
- 『日本の朝鮮植民地支配と警察 一九〇五~一九四五年』(校倉書房、2009年)
- 『東亜連盟運動と朝鮮・朝鮮人 日中戦争期における植民地帝国日本の断面』(有志舎、2015年)
共編著
- (浅野豊美)『植民地帝国日本の法的構造』(信山社出版、2004年)
- (浅野豊美)『植民地帝国日本の法的展開』(信山社出版、2004年)
- (やまだあつし)『日本の朝鮮・台湾支配と植民地支配』(思文閣出版、2004年)
- (陳姃湲)『地域社会から見る帝国日本と植民地 朝鮮・台湾・満洲』(思文閣出版、2013年)
- (酒井哲哉)『帝国日本と植民地大学』(ゆまに書房、2014年)
- (磯前順一・榎本渉・前田志織・吉江弘和)『なぜ国際日本研究なのか―「国際日本研究」コンソーシアムシンポジウム記録集』(晃洋書房、2018年)
- (蘭信三・李洪章 ・原佑介・坂部晶子・八尾祥平)『帝国のはざまを生きる 交錯する国境、人の移動、アイデンティティ』(みずき書林、2022年)
- (石川肇・森正子)『新発見書簡で読み解く 軍医森鴎外 後輩軍医佐藤恒丸に問う海外情勢』(法藏館、2024年)
- 『松井茂博士記念文庫旧蔵 韓国「併合」期警察資料』全8巻(ゆまに書房、2005年)