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木更津ノリ(きさらづのり)は、一般に乾海苔はアマノリ属の抄製品を指す呼称。
アマノリ属は日本では約20種が確認されているが、乾海苔に利用される多くがアサクサノリとスサビノリである。
スサビノリが東京湾にはじめて移入したのは1951年(昭和26年)に有珠湾採苗の種網が持ち込まれたのが最初で、後に塩釜湾からの種網に混入して、自然繁殖した。特に海水塩分の高い木更津付近から大堀にかけて多く生息し、木更津ノリといわれた。色は明紫色で体は卵形か長卵形。緑辺の波縮は鋸歯がなく、大きさは10~20cmが普通。細胞は一層、32~53μで性質はアサクサノリに似るが、生殖体の分裂形式から見て別種。木更津の久津間漁業協同組合ではべ夕流し網、支柱網式で養殖を行っていた。
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