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新モン州党[1](ビルマ語: မွန်ပြည်သစ်ပါတီ、ALA-LC翻字法: Mvanʻ praññʻ sacʻ pātī、ビルマ語発音: [mʊ̀m pjì t̪ɪʔ pàtì] ムン・ピー・ティッ・パーティー; モン語: ဗော်ဍုၚ်မန်တၟိ; 英語: New Mon State Party、略称: NMSP)はミャンマーの政治組織である。その軍事組織であるモン国民解放軍(MNLA)は1949年以来ミャンマー政府と戦ってきたが、呼称は異なっていた。NMSPは政府が後援する「全国大会」を通じて、憲法改革および政治改革を推進を試みてきたものの何度も失敗に終わっている。NMSPは1995年に政府との停戦協定に署名していたが、党が国境警備隊へ転換することを受け入れずに拒否し、協定は無効となった[2]。2018年2月に再び政府との停戦協定に署名することとなった[1]。
2018年時点での委員長はナイ・トーモン(Nai Htaw Mon; モン語: နာဲထဝ်မန်)[注 1]、総書記はナインアウンミン[注 2]であった[3]がナイ・トーモンは健康上の理由により辞任し、2020年には委員長がナイ・ホンサー(Nai Hongsar; モン語: နာဲဟံသာ)[注 3]となっている[4]。
ミャンマーでは1962年から始まった軍事政権時代以降、それまで認められていたモン人の文化が弾圧されるようになり、州の学校ではモン語の授業も禁止されるようになった[5]。こうした状況が続く中、NMSPは1990年代中頃から自分たちの学校制度を作って普及させる活動に乗り出すこととなり、2001年までに党の教育課は148のモン民族学校(英: Mon National Schools)と217の「混成学校」(政府系の学校で放課後にモン語を非公式に教える活動)をやりくりしていた[5]。州の学校の方が授業料が高い割にモン語の使用を制限していたという事情もあるが、一時的に停戦協定が結ばれた1995年頃、NMSPが多くの村で敷いた教育体制は州のものよりも人気が高かった[5]。
2022年、NMSP傘下のモン民族教育委員会(Mon National Educational Committee: MNEC)はイェーチャウンピャーにモン民族大学を開校した。これは10年生以上を対象としたものである[6]。同校の教育内容は普通教育開発、モン文化、英語、コンピューター、ジェンダー平等・障害・社会的包摂(GEDSI)、教育研修、メディア、モン語である[7]。同校はタイ王国のパーヤップ大学およびマハーチュラロンコーンラージャヴィドゥャ大学と高等教育強化に関する協力の覚書を締結している[8][9]。
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