打衣
表地に光沢や張りをだす処理を施した衣類 ウィキペディアから
表地に光沢や張りをだす処理を施した衣類 ウィキペディアから
打衣(うちぎぬ)とは、表地に光沢や張りをだす処理を施した衣類である。「擣衣(とうい)」と表記する場合もある。
男性は衵(あこめ)に、女性は袿(うちき)に、正装時この処理をしたものを着用した。
同様の成果がある「板引」という処理が行われるようになると、主に板引方法が活用されるようになった。
生地に糊を付け、乾燥後に砧台(きぬただい)の上にて杵(きね)で叩き(この作業を砧打という)、糊の強張りを調整し、表面を貝殻で磨く。これにより防水効果を高めると共に生地に強い張りを出し、衣紋が整い、着用後の格好を良くする効果があった。砧打するため「打衣」であり名称の由来となっている。
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