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日本のOVA ウィキペディアから
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ発動編』(たたかえ ちょうロボットせいめいたいトランスフォーマー スクランブルシティはつどうへん)は、日本が製作したトランスフォーマーシリーズのOVA作品。タカラ・東映動画制作。
トランスフォーマー関連商品におまけで付属するロボットポイントを一定数集めることで購入できる通販限定のオリジナルビデオ作品であったが、後にLD・DVDの特典映像として収録された。Blu-rayの特典映像としても収録されている。
前半はテレビ放映話の編集版ダイジェスト。中盤より新規製作のオリジナルアニメが展開される。
内容は玩具展開されていた「スクランブルシティ計画」のストーリーラインをアニメ化したもので、その世界観は本編の流れとは部分的に異なるパラレルワールドとしての位置づけとなっている。ウルトラマグナス、メトロフレックスなどが『2010』に先駆けて登場。作中ではテレビアニメ本放送では行われなかったスクランブル合体ロボの手足入れ替えが見られる。
オープニング映像は原語版のものが流用されているが、テーマ曲が日本語版のため足りない尺の部分を本編のカットを挿入することで調整している。テロップは後の『ザ☆ヘッドマスターズ』同様「黒縁のない白色の手書きテロップ」で表示していた。
デストロンのビルドロン部隊が合体することで誕生した巨人兵デバスター。その強大な力に悩まされ続けていたサイバトロンは、デバスターを超える合体戦士と、彼らを運用するための要塞を開発する「スクランブルシティ計画」を秘密裏に進めていた。しかし、その隠密活動を察知したデストロンはカセットロン部隊をサイバトロン秘密工場に潜入させる。彼らはブロードキャスト率いるカセットボット部隊の迎撃を潜り抜け、スクランブルシティ計画の全貌をデストロン基地に伝えるのだった。
スクランブルシティ計画を知ったデストロンの破壊大帝メガトロンは、ジェットロン部隊とビルドロン部隊を秘密工場破壊に向かわせた。これを迎え撃たんとサイバトロン総司令官コンボイはサイバトロン戦士たちを引き連れて迎撃に向かう。しかし、ビルドロン部隊は合体しデバスターとなって襲い掛かる。このピンチにシティコマンダー・ウルトラマグナスは戦場に新戦力を派遣する。サイバトロンの航空戦力・エアーボット部隊である。彼らの活躍によりサイバトロン戦士はデバスターを撃退することに成功する。
この事態にメガトロンは、第二陣として自陣の新戦力を向かわせた。車両に変形する戦士で構成された陸戦部隊・スタントロンである。再びエアーボット部隊を連れて迎撃態勢に入るコンボイ。エアーボット部隊は合体しスペリオンとなってデストロンを迎え撃つ。だがスタントロン部隊も合体し、メナゾールとなって対抗する。スペリオンとメナゾールはお互いスクランブル合体システムを駆使して一進一退の攻防を繰り広げる。だがそこへデストロン軍団の増援、兵器軍団コンバットロン部隊が現れた。コンバットロンはブルーティカスへと合体し、メナゾールと二体がかりでスペリオンを追い詰めにかかる。絶体絶命かと思われたそのとき、救急部隊プロテクトボットの合体戦士ガーディアン、そして遂に完成したスクランブルシティ・メトロフレックスがメナゾールとブルーティカスの前に立ちはだかった。強力なメトロフレックスの一撃を受け、退却してゆくデストロン。そしてスクランブルシティ計画の成果に歓声を上げるサイバトロン戦士たち。しかしその目前、海中から突如として超巨大恐竜型メカが現れた。デストロンもまた、ダイノベース・ダイノザウラーという要塞型兵士を開発していたのである。
スクランブル合体戦士、そしてスクランブルシティ対ダイノベース。戦いは、新たな局面をむかえようとしている…。
新規作画場面に出演した者のみ。キャラクターの詳細は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』および『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』、各部隊のリンク先を参照のこと。
ステレオラジオカセットにトランスフォームするブロードキャストの胸の中に収納されていて、カセットテープからトランスフォームする小型のトランスフォーマー。
ジェット機に変形する航空戦力。5体合体して合体戦士スペリオンになる。
救急車両から変形する。5体合体して合体戦士ガーディアンになる。本作品ではシティ建造を担当していた。
デストロンの航空部隊。F-15に変形。
建設車両から変形し、破壊と建造を得意とする。6体合体して巨人兵デバスターになる。
自動車から変形。5体合体して合体兵士メナゾールになる。本作品においてはエアーボット対策のために作られたとされる。
軍用機から変形する。5体合体して合体兵士ブルーティカスになる。
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