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1406-1475, 室町時代中期の天台宗の僧、連歌師 ウィキペディアから
心敬(しんけい、1406年(応永13年) - 1475年5月20日(文明7年4月16日))は、室町時代中期の天台宗の僧、連歌師である。連海、心恵、心教ともいう。
『心敬僧都庭訓』に以下のように書かれている。
雲間の月を見る如くなる句がおもしろく候。(中略)八月十五夜の月のようなるは、好ましからず候。
つまり、十五夜の満月のような歌よりも、雲に部分が隠れる月のような歌が良いとしている。この美意識は、侘び茶の祖とされる茶人村田珠光も共有していた(『禅鳳雑談』永正9年(1512年)11月11日)[1]。
また、『ささめごと』には
言わぬ所に心をかけ、冷え寂びたるかたを悟り知れとなり。境に入りはてたる人の句は、この風情のみなるべし。
とあり、歌を極めた後は、気持ちの全てを言葉で言い表さない「余情体」の歌を詠むべきとしている。この美意識も、武野紹鷗などの茶人に共有されている(『山上宗二記』)[2]。
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