※ 文献にしか載っていないものであるため、当時の正確なルールであるとは限らない。
基本ルール
- 将棋盤の上で行う。将棋盤の大きさは縦横8マスずつ[2]、縦8マス・横9マス、縦横9マスずつの諸説があるが正確なことはわかっていない。
- 玉将(玉)・金将(金)・銀将(銀)・桂馬(桂)・香車(香)・歩兵(歩)の6種類の駒があり、それぞれ動きが決まっている。
- 文献にも載っていないが、おそらく玉将・金将以外の駒は、敵陣3段目までに入れば成れたと考えられる。
- 本将棋とは違い、捕獲した駒を自らの持ち駒にはできないと考えられている。
- 本将棋と同様に敵の玉将を詰めると勝ちになるが、敵を玉将だけにしても勝ちとされている。
初期配置図
以下のいずれかであったか、時代が下るとともに盤の大きさも変化していったと考えられる。
縦横8マスずつと仮定した場合
▽香車 | ▽桂馬 | ▽銀将 | ▽金将 | ▽玉将 | ▽銀将 | ▽桂馬 | ▽香車 |
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▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 |
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▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 |
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▲香車 | ▲桂馬 | ▲銀将 | ▲玉将 | ▲金将 | ▲銀将 | ▲桂馬 | ▲香車 |
縦8マス・横9マスと仮定した場合
▽香車 | ▽桂馬 | ▽銀将 | ▽金将 | ▽玉将 | ▽金将 | ▽銀将 | ▽桂馬 | ▽香車 |
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▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 |
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▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 |
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▲香車 | ▲桂馬 | ▲銀将 | ▲金将 | ▲玉将 | ▲金将 | ▲銀将 | ▲桂馬 | ▲香車 |
縦横9マスずつと仮定した場合
現代の本将棋から飛車と角行を除いたものである。
▽香車 | ▽桂馬 | ▽銀将 | ▽金将 | ▽玉将 | ▽金将 | ▽銀将 | ▽桂馬 | ▽香車 |
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▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 | ▽歩兵 |
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▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 | ▲歩兵 |
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▲香車 | ▲桂馬 | ▲銀将 | ▲金将 | ▲玉将 | ▲金将 | ▲銀将 | ▲桂馬 | ▲香車 |
駒の動き
現代の本将棋に同じ。ただし持ち駒再利用のルールが存在しないため成銀・成桂・成香・と金の区別はなく、すべて金将であったと考えて良い。
さらに見る 元の駒, 動き ...
元の駒 |
動き |
成駒 |
動き |
玉将(ぎょくしょう) |
|
全方向に1マス動ける。 |
- |
- |
- |
金将(きんしょう) |
|
縦横と斜め前に1マス動ける。 |
- |
- |
- |
銀将(ぎんしょう) |
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前と斜めに1マス動ける。 |
金将(きんしょう) |
|
縦横と斜め前に1マス動ける。 |
桂馬(けいま) |
|
前へ2、横へ1の位置に移動できる。その際、駒を飛び越えることができる。 |
香車(きょうしゃ) |
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前方に何マスでも動ける。飛び越えては行けない。 |
歩兵(ふひょう) |
|
前に1マス動ける |
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