巴郡巴郡(は-ぐん)は、中国にかつて存在した郡。秦代から隋代にかけて、現在の重慶市と四川省東部にまたがる地域に設置された。 秦が巴国を滅ぼし、巴郡を置いた。 前漢のとき、巴郡は益州に属し、江州・臨江・枳・閬中・墊江・朐忍・安漢・宕渠・魚復・充国・涪陵の11県を管轄した。前漢末に15万8643戸、70万8148人があった。
巴南区巴南区(はなんく)は中華人民共和国重慶市に位置する市轄区。 西周から戦国時代にかけては巴国の地であった。前316年(慎靚王5年)、秦が巴国を滅ぼし、前314年(赧王元年)に巴国旧域に県を設置し、巴南地区には巴郡江州県が設置された。 487年(永明5年)、南朝斉は江州県を墊江県に、561年(保定元年
涪陵区する地点にある。域内には低い山が広がる。重慶市の中で3番目の広さを持っている。 区名は区内を流れる烏江の旧称である涪水と、巴国陵墓の所在地であることから命名された。 周代は巴国の版図であり、戦国時代中期より楚の領土、後に秦が楚を征服すると巴郡を設置された。前277年、枳県が設置され、347年(永和
四川省地であることから「天府之国」と称される。また、海には面していないが中国最大級の湖瀘沽湖を擁し、水産物、特に蝦の一大産地でもある。かつての巴蜀のうちの巴国にあたる重慶は従来は四川省に属していたが、1997年重慶直轄市として分離した。省北部の岷山山脈や、省西部、南部にはチベット族、イ族、羌族など少数民族
氐自らを古の槃瓠の後裔と称し、春秋戦国時代より現在の陝西省から甘粛省南部にあたる地域に暮らし、自らの王を戴いていた。また巴国は氐に由る国で秦に滅ぼされた後、現在の陝西省から甘粛省南部一帯や武陵等へ移住したという言い伝えもある。 元鼎6年(前111年)、前漢の武帝によってそ