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左翼共産主義(さよくきょうさんしゅぎ、英: Left communism)または左派共産主義とは、共産主義の思想や勢力の1つであり、第二インターナショナル以後のレーニン主義よりも、更に正統的なマルクス主義やプロレタリアートの立場から、ボリシェヴィキの政治思想を批判する。
左翼共産主義は、レーニン主義の実態は「資本主義の左派」であって社会主義ではないとみなし、またアナキズムは国際主義的な社会主義ではあるが限られた面でしか革命的ではないとみなし、これらよりも更に左翼であると考える。
ローザ・ルクセンブルクは左翼共産主義よりも以前の人物だが、多くの左翼共産主義者に政治的・理論的に大きな影響を与えた。左翼共産主義の支持者には、アマデオ・ボルディガやニコライ・ブハーリン、Herman Gorter、アントン・パンネクーク、オットー・ルーレ、カール・コルシュ、Sylvia Pankhurst、ポール・マティックなどがいる。
有名な現在の左翼共産主義グループには、国際共産主義潮流、Internationalist Communist Tendency(2009年に、革命党のための国際ビューロー、International Bureau for the Revolutionary Partyより改名)などがある。また国際主義共産党(International Communist Party)の諸分派も左翼共産主義の組織とされる。
左翼共産主義は主にイタリア・ドイツ・オランダで生まれた。主張の特徴には、労働組合などの改良主義を資本主義の道具として否定する、反議会主義と反社会民主主義、評議会共産主義によるプロレタリア独裁の強調、レーニン主義などの民族解放闘争を国家主義として否定し、その後継のスターリン主義による既存の社会主義国もブルジョワ国家であり資本主義の手先とする。この「ソ連 = 国家資本主義」論はイギリス社会党 (SPGB)が早い時期から主張した。日本では労働の解放をめざす労働者党(旧社会主義労働者党、マルクス主義同志会)が「ソ連を含む既存の社会主義国家=国家資本主義」論を主張している。
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