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(おかだ しゃちひこ、1907年12月28日 - 1993年8月4日)は、日本の国文学者、推理小説作家・小説家。本名は、岡田藤吉[1]。
東京生まれ[1]。東京物理学校(現 東京理科大学)を卒業した後、1935年第一高等学校卒、東京帝国大学文学部国文科に入学し、1938年卒業。1940-45年名古屋陸軍幼年学校の教官を務めた。第二次大戦後、東京青年師範学校教授[要出典]、1949年から東京学芸大学教授[1]、1971年定年、聖徳学園短期大学教授[2]、淑徳短期大学教授[1]。
作家としての活動もあり、『源氏物語』や『雨月物語』といった古典に取材した作品がある。1949年、ユーモア小説「天の邪鬼」が懸賞に当選[1]。同年に『宝石』誌の第3回懸賞募集に応募した「妖鬼の呪言」が短篇懸賞の選外佳作となり[1]、また「噴火口上の殺人」が『ロック』誌の第2回懸賞募集に1席入選し[1]、同誌に掲載された。1950年、紫式部と清少納言の推理比べを描いた長編「薫大将と匂の宮」を発表[1]。同年に「紅い襟巻」を『宝石』の長編懸賞に投稿したほか[1]、俠盗・鯱先生が不可能犯罪に挑む連作シリーズを執筆していた[1]。1962年で創作は途絶え[1]、1973年に活動を再開したものの、1976年に捕物帳連作を最後に再び沈黙した[1]。
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