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日本の歌舞伎役者 ウィキペディアから
二代目 尾上多賀之丞(にだいめ おのえ たがのじょう、嘉永2年〈1849年〉 - 明治32年〈1899年〉6月26日)とは、幕末から明治にかけての女形役者。俳名梅枝、屋号は音羽屋。本名尾上 菊松(おのえ きくまつ)。
二代目尾上菊次郎の門人。はじめ本名の尾上菊松を名乗り舞台に立つ。慶応2年(1866年)8月、江戸守田座で菊次郎の養子として二代目尾上多賀之丞と改名。のちに菊次郎とともに上方に上り、大坂角の芝居に出る。明治8年(1875年)6月に師である菊次郎が大坂で没するが、その後も大坂の舞台に立った。明治12年東京に戻り久松座に出る。明治27年(1894年)新富座に出たのを最後に東京の舞台からは離れ、信州や越後で旅回りをした。加賀金沢の福助座に出演中、持病により没す。享年51。女房役、奥方役を得意とし、一時は八代目岩井半四郎を次ぐ女形といわれた。
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