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日本の計算機科学者 ウィキペディアから
小谷 善行(こたに よしゆき、1949年3月11日[1] - )は、日本の計算機科学者、パズル愛好家。工学博士。
東京農工大学工学部情報工学科名誉教授。電子情報通信学会、ACM、各会員。テンソル・コンサルティング株式会社技術顧問。パズル懇話会会長。コンピュータ将棋協会副会長(元・会長)。情報処理学会フェロー。
兵庫県神戸市生まれ、神奈川県川崎市育ち。1971年、東京大学工学部計数工学科卒業。1977年、東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士課程修了。工学博士。論文の題は「文脈同値関係による言語構造の学習的推論」[2]。 在学中は、将棋部等への参加の傍らSF研を立ち上げる(日本SF界では、横田順彌の作風を指して使われるようになった「ハチャハチャ」という語のSF方面への伝搬にまつわる話が知られている)。
東京農工大学工学部の数理情報工学科設立時からの教員の一人である。専任講師、助教授を経て1993年より教授(2014年3月まで)。現名誉教授。
コンピュータ科学のうち、音楽など人間とコンピュータの関わりや、人工知能の関連分野としてパズルやゲームの研究(いわゆる「ゲーム情報学」[3])に関し、日本における学術分野としての成立・定着に尽力した。特にコンピュータ将棋には1980年前後という初期から取組み、1986年に瀧澤武信らと「将棋プログラムの会」を立ち上げ(1987年~コンピュータ将棋協会)、2001年まで会長をつとめた(現副会長)。
パズルについては学術的な研究と同時に熱心な愛好家であり、コレクターとしては7000個以上のパズルを収集している。自ら創作したパズルも数多い。「パズル懇話会」の現会長もつとめる。
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