安楽寺 (埼玉県吉見町)
埼玉県吉見町にある寺院 ウィキペディアから
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安楽寺(あんらくじ)は、埼玉県比企郡吉見町御所[1]にある真言宗智山派の寺院。山号は岩殿山。院号は光明院。本尊は聖観世音菩薩で、坂東三十三観音11番札所[2]、関東八十八箇所75番札所、東国花の寺百ヶ寺埼玉5番である。吉見観音とも称される。 また、第9番慈光寺、第10番正法寺とともに比企三山とも言われている。
本尊真言:おん あろりきゃ そわか
ご詠歌:吉見よと天の岩戸を押し開き 大慈大悲の誓いたのもし
この寺は、奈良時代の僧行基が聖観音像を安置したのに始まるとされ、平安時代初期の武将坂上田村麻呂が堂宇を建立したと伝えられる[注釈 1]。その後、源頼朝の弟源範頼が三重塔などを建てたとされるが、兵火により焼失したという。もとは息障院が本坊でありこの寺の近くにあったが、その後息障院はこの寺の南東へ約1kmのところへ移った。江戸時代前期、杲鏡によって再興された。本尊は毎年6月18日に厄除観音会が催され、御開扉される。
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