太田橋 (木曽川)
岐阜県の橋 ウィキペディアから
岐阜県の橋 ウィキペディアから
太田橋(おおたばし)は、岐阜県美濃加茂市と可児市の木曽川に架かる市道御門今渡線(旧国道21号・旧国道248号)のワーレントラス橋[1]。車道橋は岐阜県初の近代的道路鋼橋であり[2]、土木学会選奨土木遺産に選定されている[1]。
江戸時代に中山道が木曽川を渡る場所に橋梁はなく、太田側の渡船場と今渡側の渡船場を結ぶ渡し船を利用する必要があった[3]。この渡しは「木曽の桟(かけはし) 太田の渡し 碓氷峠がなくばよい」と謳われ、「中山道三大難所」の一つとされたほどの難所である。明治時代にはワイヤーを用いた岡田式渡船による渡し舟が運航された[3]。1926年(大正15年)の太田橋完成後、翌1927年に太田の渡しは廃止された[3][4]。両岸の渡船場跡はいずれも史跡になっている。また、日本ライン下りの舟発着場は太田橋のすぐ下流にある。
両渡し場には石畳が残っており美濃加茂市では観光資源としての活用を模索している[4]。2022年11月3日には「日本ライン・KISOGAWA River To Summit」のプレイベントで「太田の渡し」が運航された[4]。
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