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増三和音(ぞうさんわおん、英: augmented triad)は、根音(基礎となる音[1])、根音から長三度(4半音)上の音、根音から増五度(8半音)上の音の3音で構成される三和音である。
以上の3音から構成される三和音である。長三和音の5番目の音を半音あげて増5度としたため、不協和音扱いとなる。第五音と、根音の1オクターヴ上の音との間は減四度であるが、これは12平均律においては異名同音程である長三度に等しい。その結果、増三和音は1オクターヴ(=12半音)を3つの長三度(=4半音)で等分した形となる。
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一般的な用法としては、ハ長調の時(増三和音はC+で表す)、
C→C+→F
などの和音進行で用いる。
同じ和音が続いて和音進行に面白みが感じられない場合、クリシェとして次のように用いられる。たとえばハ長調において主和音 C が連続する場合、次のようなクリシェが用いられることがある。
ジャズでは、ドミナントコードとして7thなど、四和音以上が使われる。
The BeatlesのAll My Lovingのサビの部分で
C#m→C+→E
のコード進行で、EとG#の音を変えずにC#→C→Bの遷移を用いることにより、間に不安定な増三和音をはさんで並行調のマイナーからメジャーに解決している。
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