地蔵峠 (奈良県)
奈良県黒滝村にある峠 ウィキペディアから
地蔵峠(じぞうとうげ)は、奈良県吉野郡黒滝村にある標高533メートルの峠である[1]。峠には地名の由来となった地蔵堂がある。なお、同名の峠は日本各地に存在する(地蔵峠の項を参照)。

道路
峠を通る道路はかつて奈良県道48号線であったが、1991年(平成3年)11月に地蔵トンネル(1252.5 m[2])が開通し旧道となっている。道路は峠付近を除けば1.5車線が続く。北側はカーブが多いが南側は比較的まっすぐな道である。
伝承
伝承によれば、大同4年(809年)に空海(弘法大師)が日韓唐の土を集めて地蔵菩薩像を造り祀ったのが始まりとされ、地蔵堂はもとは近くにある鳳閣寺の別院だったという。現在祀られている地蔵菩薩像は江戸時代に造立されたもの。
その他
- 地蔵堂の向かいには地蔵の水がある。かつて峠には茶屋があり湯茶がふるまわれていたという。
- 峠を越えるバス路線があったが現在は廃止されている。地蔵堂の右側にある休憩所のような建物は待合所であった。
脚注
関連項目
外部リンク
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