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ウィキメディアの曖昧さ回避ページ ウィキペディアから
国士(こくし)には、二つの意味がある。「その時代にあって、国の中で特に優れた、有用な人物」と「憂国の士。自分の身をなげうって、国のために尽くす人物」である。
このページのノートに、このページに関する質問があります。(2023年8月) |
前者(その時代にあって特に優れた人)は、現在の政治家、実業家、評論家などの書籍の題名に散見される[1][2]。一方、後者(憂国の士)は、歴史上の人物[3]、あるいは、名を世に知られることなく行動した人物が国士として称えられる。起源は史記で、漢の韓信は、「諸将ハ得ヤスキノミ、 信ハ国士無双ナリ:ただの将軍であればいくらでも得られるが、韓信のような国家的人材はほかにいない」と称えられた。
日本のオリンピックへの初参加に尽力したことで有名な嘉納治五郎は、個人は放任するのではなく、指導することで才能を発揮し、その時代に応じた貢献ができる。これを学校教育だけに頼るのではなく、精神修養、身体鍛錬を生涯教育として行う必要があるとして、「造士會」を設立し、啓蒙雑誌「國士」[7]を明治22年(1889年)に創刊した。
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