唯識三十頌
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唯識三十頌(ゆいしきさんじゅうじゅ、梵: Triṃśikā-vijñapti-mātratā, トリンシカー・ビジュニャプティ・マートラター)は、大乗仏教唯識派の世親が著した唯識の思想を要約した30のサンスクリット語偈頌[1]。
原題は「トリンシカー」(triṃśikā)が「三十頌」、「ビジュニャプティ・マートラター」(vijñapti-mātratā)が「唯識」、総じて「唯識についての三十頌」の意。
主に識転変などが説かれる[1]
また世親の著書を護法が注釈しており、それを玄奘が漢訳して『成唯識論』を記し、これは法相宗(唯識宗)の重要な論典のひとつとなった[1][2]。
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