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2011年2月25日に発売されたアダルトゲーム ウィキペディアから
『ラブラブル〜lover able〜』は、SMEEより2011年2月25日に発売されたアダルトゲームである。2012年1月27日に続編である『同棲ラブラブル』が発売された[1]。
ジャンル | イチャラブ恋愛ADV |
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対応機種 | Microsoft Windows 2000 / XP / Vista / 7 |
発売元 | SMEE |
発売日 |
2011年2月25日(初回版) 2011年5月27日(通常版) |
価格 | 8,800円+税 |
レイティング | 18禁 |
キャラクター名設定 | 可 |
セーブファイル数 | 100 |
メディア | DVD-ROM / ダウンロード |
画面サイズ | 800×600 |
キャラクターボイス | 主人公以外あり |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり |
オートモード | あり |
備考 |
予約特典 二度ある事は三度ある 服装透過パッチ 初回特典イチャラブメモリアルサウンドコレクション |
ジャンル | イチャラブ同棲ADV |
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対応機種 | Microsoft Windows 2000 / XP / Vista / 7 |
発売元 | SMEE |
発売日 | 2012年1月27日 |
価格 | 7,800円+税 |
レイティング | 18禁 |
キャラクター名設定 | 可 |
セーブファイル数 | 100 |
メディア | DVD-ROM / ダウンロード |
画面サイズ | 800×600 |
キャラクターボイス | 主人公以外あり |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | あり |
オートモード | あり |
備考 |
予約特典 メーカー公認「俺の嫁」婚姻届5枚セット |
海辺の町の喫茶店「フルーティア」を舞台に、そこで働く主人公が同僚のヒロインたちと恋愛関係になっていく恋愛アドベンチャーである。前作同様に甘甘なカップル描写には力を入れている一方で、前作とは異なりヒロイン同士の横のつながりが生まれるなど、ユーザーアンケートでの声によると思われる改善が見られる。なお、親ブランドのHOOKSOFTの作品も含め長らく登場し続けていた幼馴染ヒロインは、本作においては登場していない。 また、SMEEブランドにおいては初めてとなる続編発売を達成した作品でもある。
愛沢 晴樹とその妹・花穂は父親の仕事の都合で幼い頃より転校を繰り返していたが「旧友との別れにこれ以上耐えられない」という思いを持っており、叔父の経営するカフェを手伝うという条件付きでこの夏から美浜町で二人暮らしをすることとなった。引っ越してきた当日の夕方、偶然通りかかった海岸沿いで助けた琴宮 千夏と会話をしていく内に彼女を作りたいと考えるようになる。以後、転校した美浜学園やバイト先で様々な出会いを経験することとなる。
本作は、前作『らぶでれーしょん!』の発売からほどなくして開発が開始された[4]。
ディレクターの宅本うとはGame-Styleとのインタビューの中で、「前作の雰囲気を生かしつつもさらによいものを作ることを考えているうちに1、2か月を費やしたが、そのあたりのイメージが固まった後はスムーズにいった」と振り返っている。
本作のシナリオライターは前作のサブシナリオを手掛けた早瀬ゆうが起用された。早瀬は本気でプレイしたユーザーの気持ちを汲み取ったゲームを作りたいと考えており、「主人公とヒロインが友人同士から恋人同士になったとき、関係や雰囲気が変わらないことに不満を抱いていた」とGame-Styleとのインタビューの中で述べており、本作のシナリオにおいては「付き合った後の雰囲気の変化」を重視したと述べている。
本作はストーリーに深みを持たせる代わりに、ヒロインの心情の変化に起承転結を持たせるという方針がとられており、表情やイベントを通じてヒロインの変化を示すという手法がとられた[4]。 前作ではヒロインが主人公から贈られた腕輪をつけたり髪形を変えるなどの演出があったのに対し、本作では髪形のほかにも私服が変化するという演出がとられた[4]。また、現実の若者の恋愛事情を反映するため、携帯電話のメールの文面もヒロインの心情の変化を示すアイテムとして採用された[4]。 ヒロインの変化を楽しみながら周回プレイができるように、ヒロインの設定のうち、公式サイト等で事前に公開した部分は、主人公と付き合った後に変化するという仕組みがとられた[4]。
本作におけるHシーンは、すべての行動の積み重ねの結果に位置付けられており、Hシーンの内容には細心の注意が払われ、気持ちの変化を表現するために差分が多数用意された[5]。
なお、できることを積み重ねたいという宅本の意向から、ハーレムルートの導入は見送られた[6]。
メインヒロインである千夏は、「可愛い普通の女の子」というコンセプトのもと、オーソドックスな「学園のアイドルになった転校生」のキャラクターとして作られた。早瀬は「清楚でかわいらしいお姫様のようなヒロインが普通の女の子だったら面白い」という発想から千夏を作ったとGame-Styleとのインタビューの中で述べており、「普通」の部分に悩んだ末に「付き合う前後で態度が変わる」という手法を取り入れ、普段の主人公の行動の積み重ねで変化する姿を描くことにした[5]。
主人公の実妹である花穂は早瀬が妹キャラ好きだったことから作られたキャラクターである[5]。早瀬はGame-Styleとのインタビューの中で、「あるゲームの妹キャラが兄と結ばれた後、兄のことを名前で呼んでしまうことに不満があり、付き合った後も『お兄ちゃん』と呼んでほしかった」と述べる一方、「『一日中兄にべったりな妹』は古く、適度な自立性がないとユーザーからうっとおしがられる可能性があるため、『兄がいなくてもしっかりやっていける妹』として花穂を生み出した」と振り返っており、家の中と外で兄に対する呼び方を変える形で兄に対する甘えが残された[5]。実妹という関係は早瀬の要望であり、実妹という関係を強く出すため、花穂の思考パターンや質問の受け答えを兄に似せている[5]。
主人公の後輩であるつぐみは、早瀬の理想の後輩像をもとに作られたキャラクターである[2]。宅本はGame-Styleとのインタビューの中で、「将来的には理想のお姉さんになるタイプであり、主人公と触れ合う中でその性質が完成していくのを楽しむキャラクター」であると説明している[2]。 つぐみは「主人公に助けられてばかりでは情けないから、自分を頼ってほしい」という形で心境が変化するキャラクターであり、それを反映するために主人公からつぐみに甘えるイベントCGが用意された[2]。
主人公の先輩である奈々子は、早瀬が「頼りになるお姉さん」のプライベートを想像する中で生まれたキャラクターであり、「年上のお姉さんのやきもち」を表現したキャラクターでもある[2]。 宅本はGame-Styleとのインタビューの中で、「奈々子は5人のメインヒロインの中で唯一学園制服の立ち絵がないため、他のヒロインよりも印象が薄くなることを心配したが、ユーザーからの反響をみて、うまくキャラクターができた」と振り返っている[2]。
主人公の同級生であるさつきは、『晴れハレハーレム』の香澄をさらに強化させるかたちで作られたキャラクターである[2]。さつきは「慣れる前と後の動物」を意識して作られており、主人公と付き合った後はさらに好意を加速させるキャラクターとして描かれている[2]。
『同棲ラブラブル』の構想は本作の発売前から存在しており、本作では出し切れなかった魅力を出すという方針で開発された[6]。 宅本は『同棲ラブラブル』について、「5人のヒロインの魅力を最大限に引き出すのがうりであり、サブキャラ攻略のできるファンディスクではなく、かといって続編と呼べるような大層なものではない」と位置付けている[6]。 方針の一環としてキャラクターの髪形を一つずつ増やし、シルエットを通じてヒロインの変化に気付いてもらえるようにした[6]。
Game-Styleのアンケートでは8割が本作を楽しめたという回答が寄せられた[6]。
その一方でハーレムルートの導入を求める声もあった[6]。
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