南レバノン県
レバノンの南部にある県 ウィキペディアから
南レバノン県(みなみレバノンけん、アラビア語: محافظة الجنوب、South Governorate)は、レバノンの南部にある県である。県都はサイダ(別名シドン)である。県の人口は約59万人(2017年推定)、面積は929.6平方キロメートルである[1]。標高は0 - 1000mと起伏に富んでいる。住民は、イスラム教シーア派、スンニ派、東方正教、カトリック、プロテスタント、アルメニア正教と様々である。柑橘類やバナナの栽培が盛んである。
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単に南部県(الجنوب)と表記されることがある。独立時の5県のひとつで、当時はレバノン南部全域を管轄していたことからこの名が付いた。ただし1975年に東部4郡がナバティーエ県として分立したことで面積は半分以下に減少し、更に国内最南端がナバティーエ県へ移っている[2]。
隣接する県
郡
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3郡に区分される[3]。
- ジェジーン郡(Jezzine)
- サイダ郡(Saida/Sidon)
- ティール郡(Tyre)
主要都市
- カナ(Qana)
- サイダ(シドン)(Saida/Sidon)
- ティール(ティルス)(Tyre/Tyrus) - 世界遺産のティルス遺跡で知られる
脚注
関連項目
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