十芒星

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十芒星

幾何学において、十芒星英語: decagram、デカグラム)は、10個の角を持つ星型多角形。正十芒星は、正十角形の頂点を3つおきに結んでいくとできる図形である。シュレーフリ記号は{10/3}である[1]

概要 Regular decagram, 種類 ...
Regular decagram
Thumb
A regular decagram
種類星型正多角形
頂点10
シュレーフリ記号{10/3}
t{5/3}
コクセター図形

対称性群二面体 (D10)
内角 ()72°
双対多角形自己双対
要素星型円型等辺英語版等角英語版同辺英語版
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正十芒星

1辺が1である正十芒星の場合、各辺を交点で区切った長さの割合は以下のようになる。

Thumb

応用

正十芒星は、ギリータイルの装飾図柄の1つとして用いられている[2]

Thumb

関連図形

正十芒星は、正十角形と同じ頂点を持つ、記号 {10/n} で表される10点ポリグラムである。このポリグラムのうち、{10/3} (3点おきに結んだもの)のみが星型正十角形を形成するが、星型正多角形が組み合わさったものと解釈できるものは3つある。

  • {10/5} - 5つの二角形を組み合わせたもの 5{2}
  • {10/4} - 2つの五芒星を組み合わせたもの 2{5/2}
  • {10/2} - 2つの五角形を組み合わせたもの 2{5}.[3][4]
さらに見る 形状, 凸 ...
形状 組み合わせ 星型多角形 組み合わせ
Thumb Thumb Thumb Thumb Thumb
記号 {10/1} = {10} {10/2} = 2{5} {10/3} {10/4} = 2{5/2} {10/5} = 5{2}
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{10/2} は、3次元の複合十二面体二十面体、4次元の複合百二十胞体六百胞体の2次元のものと見ることができる。つまり、それぞれの双対にある2つの五角形ポリソープを組み合わせたものである。

{10/4}も同様の理由により、3次元における小星型十二面体と大十二面体を組み合わせたもの、大二十面体と大星型十二面体を組み合わせたものと2次元において等価なものとみなすことができる。4次元においては相当するものは6つあり、そのうち2つは五芒星自身のように2つの自己双対星ポリトープを組み合わせたもの、複合大百二十胞体、複合大星型百二十胞体である。複合多面体の一覧参照。

正五角形と五芒星の先端を大きく切り取ると、10個の等間隔にうたれた頂点と2辺の長さが頂点推移のままである(図形の対称性により任意の2頂点を互いに変換できる)中間星型多角形ができる[5][6][7]

さらに見る 正多角形・正星型多角形, 等角 ...
五角形と五芒星の等角切頭
正多角形・正星型多角形 等角 正多角形・正星型多角形
二重被覆
Thumb

t{5} = {10}
Thumb Thumb Thumb

t{5/4} = {10/4} = 2{5/2}
Thumb

t{5/3} = {10/3}
Thumb Thumb Thumb

t{5/2} = {10/2} = 2{5}
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脚注

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