北西コーカサス語族

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北西コーカサス語族

北西コーカサス語族(またはアブハズ・アディゲ語族)は、北コーカサス西部で話されているアディゲ語アバザ語カバルド語ジョージア国内のアブハジア自治共和国で話されているアブハズ語、すでに死滅したウビフ語の5つの言語から成る。

概要 北西コーカサス語族, 話される地域 ...
北西コーカサス語族
アブハズ・アディゲ語族
話される地域コーカサス
言語系統北コーカサス語族 ?
ポンティック語族 ?
下位言語
  • チェルケス語派
  • アブハズ・アバザ語派
  • ウビフ語
Glottologabkh1242[1]
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  チェルケス語派
  アブハズ・アバザ語派
  ウビフ語 (死語)
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下位言語

3つの下位グループに分けられる。

ウビフ語は、1992年トルコに暮らしていた最後の話者が亡くなり、死語となった。約4万人の話者を持つアバザ語も消滅が危惧される。

特徴

どの言語も、子音の数が非常に多いのに対して(ウビフ語は83の子音を持つ)、母音の数が少ないのが特徴的である。また、なべて膠着語であり、能格型の格標示を行う能格言語である。

他の言語・語族との関係

かつてアナトリアで話されていた非インド・ヨーロッパ語族ハッティ語との関連が議論されている[2]

チェチェン語アヴァル語などを含む北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)との系統関係が有力視されている(北コーカサス語族)。他にもインド・ヨーロッパ語族との関係(ポンティック語族)の説がある。

関連項目

脚注

外部リンク

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