北西コーカサス語族
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北西コーカサス語族(またはアブハズ・アディゲ語族)は、北コーカサス西部で話されているアディゲ語、アバザ語、カバルド語、ジョージア国内のアブハジア自治共和国で話されているアブハズ語、すでに死滅したウビフ語の5つの言語から成る。
下位言語
3つの下位グループに分けられる。
ウビフ語は、1992年にトルコに暮らしていた最後の話者が亡くなり、死語となった。約4万人の話者を持つアバザ語も消滅が危惧される。
特徴
どの言語も、子音の数が非常に多いのに対して(ウビフ語は83の子音を持つ)、母音の数が少ないのが特徴的である。また、なべて膠着語であり、能格型の格標示を行う能格言語である。
他の言語・語族との関係
かつてアナトリアで話されていた非インド・ヨーロッパ語族のハッティ語との関連が議論されている[2]。
チェチェン語やアヴァル語などを含む北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)との系統関係が有力視されている(北コーカサス語族)。他にもインド・ヨーロッパ語族との関係(ポンティック語族)の説がある。
関連項目
脚注
外部リンク
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