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『勝ち抜きエレキ合戦』(かちぬきエレキがっせん)は、1965年6月23日から1966年9月28日までフジテレビ系列局の一部で放送されていたフジテレビ制作の音楽番組である。佐藤製薬の一社提供で、同社の名を冠した『サトウ 勝ち抜きエレキ合戦』が正式名称になっている。
毎回5組のバンドが出場していたオーディション形式の番組。彼らの演奏に対して5人の審査員たちが50点満点で採点し(審査員の持ち点は1人につき10点)、点数の最も高かったバンドがチャンピオンになるという方式で行われていた。4週連続勝ち抜きを達成したバンドはグランドチャンピオンに認定された。歴代グランドチャンピオンが一堂に会するグランドチャンピオン大会も行われた。司会は、前番組『歌う青春カーニバル』からの継続出演者である鈴木やすし(後の鈴木ヤスシ)が務めていた。司会アシスタントはジュディ・オング。
当時のエレキギターブームの影響で出演希望者は非常に多く、同趣旨のオーディション番組が次々誕生するほどの人気ぶりだった。後にTBSがスタートさせる『三宅裕司のいかすバンド天国』(イカ天)もこのスタイルを踏襲している。
いずれも日本標準時。
この番組のVTRはほとんど残っていないが、後にスターになる人物が出演していたせいか、タイトルはよく知られている。1988年3月31日放送の『フジテレビ30年史』で行われた「集まれ!フジっ子NO.1クイズ/逆転早押し番組名当てクイズ」で、1966年1月1日放送の『新春かくし芸大会』のVTR(寺内タケシとブルージーンズのリズムに乗って尾藤イサオと内田裕也がモンキーダンスで対決する場面)を見た片岡鶴太郎が「勝ち抜きエレキ合戦」と答えたことがある。
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