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その正式名称の中にそれ自身が含まれている頭字語 ウィキペディアから
再帰的頭字語(さいきてきとうじご、英: recursive acronym)は、その正式名称の中にそれ自身が含まれている頭字語を指す。自己言及型頭字語とも。
コンピュータ関係ではハッカーの集団(特にマサチューセッツ工科大学)の伝統が略語と頭字語の中に更に他のまたは同じ略語を入れることだった[要出典]。その最初期の例はおそらく、1977年~1978年頃のMagicSixのエディタのTINT("TINT Is Not TECO")である。これにヒントを受けて二つのLISPマシンエディタがEINE ("EINE Is Not Emacs") とZWEI ("ZWEI Was EINE Initially")と名づけられた("eine"はドイツ語で「1つの」を、"zwei"は「2」を意味する)[要出典]。
近年の例:
GNU Hurdの"Hurd"は更に凝っていて、"Hurd"は"Hird of Unix-Replacing Daemons,"の略、その"Hird"は"Hurd of Interfaces Representing Depth."の略、というように相互再帰になっている。
再帰的頭字語のいくつかは他の方法へ意味が拡張したバクロニムである。しかしPHPやRPMの様に再帰的頭字語の方が有名になった例もある[要出典]。
ディルバートにおいても再帰的頭字語がネタになったことがある。ディルバートが「TTPプロジェクトの『TTP』って何の略?」と聞かれ、「The TTP Project」と回答するというもので、きれいに再帰的頭字語になっているが、結局何のプロジェクトなのか全くわからない、という皮肉ネタとなっている[4]。また、この例はRAS症候群の一例ともなっている。
再帰的頭字語はコンピューター関係に限らない。例えば、
再帰的頭字語はLISPの自己参照能力のデモンストレーションへ用いられる事が知られていた。例えばダグラス・ホフスタッターはメタマジック・ゲーム[5]のいくつかの論文中でtatoという単語を用いた。
'tato (and tato only)'という言葉を全部のtatoへ代入する:
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