円つぶら
日本の作家 ウィキペディアから
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円 つぶら(えん つぶら、本名:清水 規子[1]、女性、1945年10月5日 - )は、日本の作家。
大阪府生まれ、武庫川女子大学卒。1975年「ノーモア・家族」で小説新潮新人賞受賞。1985年初の著書を刊行、以後作家活動に入る。日本文芸家クラブ理事。
『週刊女性』1991年9月3日号掲載の「事件の中の女性 遊び代欲しさに"逆ナンパ男"を カー狂い女のオトシマエ色模様」が原因で部落解放同盟から糾弾を受けた[2]。この記事は、1991年7月下旬に起きた奈良県の同和地区住民によるモーテル強盗事件を素材にしたもので、いわゆる差別用語は一切使われていなかったが、記事中の「行政の庇護もゆきとどいた規格住宅」「皮革業のクマさん」「ポンコツ屋の安さん」「"ルール無視"は日常茶飯のこと」「柄のわるい所」「タクシーもいやがり、尻ごみする地域」などの表現が被差別部落を暗示するものとされ、糾弾に至ったものである[2]。
円と菊池編集長は1991年10月30日と12月8日の2度にわたり部落解放同盟中央本部で「確認・糾弾」を受け、1992年2月20日には2時間にわたり参加者100人超の公開糾弾会で怒号を浴びせられた[2]。1992年3月25日には円を含む11名が奈良県まで「現地研修」に赴くことを余儀なくされた[2]。最終的に『週刊女性』1992年5月5日号には謝罪文「本誌『事件の中の女性』部落差別事件の経過報告と謝罪」が載るとともに、部落解放同盟の意向に沿った「部落差別とは何か」などの記事も掲載された[2]。また、シリーズ企画「事件の中の女性」は1992年3月10日号をもって事実上の打ち切りに追い込まれた[2]。
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