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大和川水系の支流 ウィキペディアから
春日山原始林のある花山と芳山の間、奈良市石切峠付近に発し、三笠温泉郷のある若草山を回り込むように流れ、奈良市街北部を西に貫流する[1][2]。さらに奈良市役所の手前付近から南流に転じ、大和郡山市を経て奈良県浄化センター付近で大和川(初瀬川)に注ぐ[1]。流域面積は129km²(大和川流域の約12%)、流路延長は約19kmである[2]。
古代には陰陽道の思想から都(平城京)の東を流れる青龍として位置づけられていた[1]。江戸時代には「南都八景」の一つとして「佐保川の蛍」が挙げられていた[1]。
奈良市内を流れる佐保川中流の堤には両側に古くから桜並木があり、春になると花見客が訪れて賑わう[1]。3月末から4月初頭まで上流部のJR佐保川鉄橋から船橋商店街まで「佐保川・川路桜まつり」が開催される(なお佐保川大宮橋周辺からJR佐保川鉄橋までの23年間開催されていた「佐保川桜まつり燈火会」は2023年から開催されず終了となった)[4]。
佐保川は奈良市街近くを流れることから、古来詩歌に詠まれることも多かった。
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