Remove ads
ウィキペディアから
『人間回収車』(にんげんかいしゅうしゃ)は、泉道亜紀による日本の漫画作品。オムニバス型式のホラー漫画で、『ちゃおデラックス』および『ちゃおデラックスホラー』にてシリーズ連載された。2017年にはノベライズ版も刊行された。
ストーリーの多くは、主人公の少女が悪人・悪人でなくとも性格や言動に難がある人物である。それゆえ回収されたら戻って来られない、もしくは回収されなかったが違う意味でバッドエンドという形である。その原因としては家庭事情や対人関係が多い傾向にある。また、仮に回収人を含む周囲の人間が主人公の心の傷に気が付き、問題解決へ行動を起こせば防ぐことができた悲劇もある。 しかし、主人公の少女が善人の話も少なからずあり、その場合は必要としてくれる者がいるため回収を免れてハッピーエンドであることが多い。 なお、数は極めて少ないが、一部には悪人でなくとも性格や言動に難がある少女が主人公のストーリーの場合でも、主人公が回収を免れたことにより自分の行いを反省して改心し、バッドエンドにならずにすむ話もある[注 1]。
読者として主に小・中学生の女子を想定している関係上、回収リストは基本的に女子のみである。学校や登場人物は回ごとに異なるが、基本的に女子を中心に話は進み、男子はサブキャラクターとして登場する。しかし、後に展開された文庫版では男子が主人公の話もある。上記より基本的には中高生がメインとなっているが、小学生がメインの話もある[注 2]。
どこからともなく現れる黒づくめの軽トラック「人間回収車」。一見すると普通の粗大ゴミの回収車だが、その車の回収するものは不要な人間であり、一人でもその人間を「必要」と思う者がいれば助かるという。不要な人間としてそのままどこかへ回収される者、誰かに「必要」とされ救われる者、そして回収されずとも最悪の結末を迎える者、人間回収車に出会った者の行き着く先は…?
声の項はボイスコミック版の声優[3]を記載する(『回収リスト 堀越 美雪』も同様とする)。
人間回収車の回収人は、主に黒いスーツ姿で髑髏マークがついた帽子に黒手袋の出で立ちである。黒髪ロングヘアの回収人以外はいずれも前髪で片目を隠している[注 3]が、回収人の本名およびその正体などは一切謎に包まれている[注 4]。シルエットでの登場であるものの、以下4人以外にも数多くの回収人が登場している。また、運転手たちには回収された人間の心を見抜いている描写がある。さらに、一部には回収人が携帯電話を渡し、回収された人間の周囲についての事実を見せることがある[注 5]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.