交響曲第7番 (グラズノフ)
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交響曲第7番ヘ長調『田園』(Симфония № 7 «Пасторальная»)作品77は、アレクサンドル・グラズノフが作曲した交響曲である。第1楽章は1901年、後の楽章は1902年に作曲され、ベリャーエフに献呈された。
「田園」の呼び名は正式のものではないが、ベートーヴェンの田園交響曲と同じヘ長調で、第1楽章の主題が類似している[1]。
初演
楽器編成
ピッコロ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、シンバル、大太鼓、トライアングル、ハープ、弦五部
構成
- 第1楽章 アレグロ・モデラート(Allegro moderato)
- 木管により、田園風の主題が奏される。
- 第2楽章 アンダンテ(Andante)
- 金管によるファンファーレの後、木管、弦が加わる。
- 第3楽章 スケルツォ:アレグロ・ジョコーソ(Scherzo: Allegro giocoso)
- 弦の短い序奏の後、フルートが主題を提示する。
- 第4楽章 フィナーレ:アレグロ・マエストーソ(Finale: Allegro maestoso)
- 冒頭のボロディン風の主題はこの楽章の根幹をなすが、その他は先に出てきた3つの楽章の変形である。
脚注
参考文献
外部リンク
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