亀井聖矢
日本のピアニスト (2001-) ウィキペディアから
経歴
愛知県出身。4歳の時、外で遊ぶよりもトイピアノで遊んでいる事が好きだった本人を見て、母がピアノを習わせてみようと近所の教室へ通い始めた。小学1年生から6年間サッカーチームにも所属、中学校入学と同時に卓球部へと入部するが、この頃から「音楽の道に進みたい」という気持ちが強まりピアノに専念、愛知県立明和高校音楽科へと進学した。高校2年生終了後、桐朋学園大学初となる「飛び入学特待生」として同校に入学し、大学1年生となる[1][2]。
2019年、第88回日本音楽コンクールで第1位[3]、第43回ピティナ・ピアノコンペティションにて特級グランプリを受賞[4]、若手音楽家の登竜門とも言われる2つのコンクールで史上初の同時優勝を飾った[5]。
2022年、4月にスペイン・バルセロナで開催された第67回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクールで第3位に入賞すると[6]、6月にはアメリカの第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでセミファイナリストとなる[7]。フランス・パリへと渡った11月、ロン=ティボー国際コンクールでファイナルに進出、ピアノ協奏曲第5番 (サン=サーンス)を披露し第1位に輝いた(評論家賞、聴衆賞も同時受賞)[8]。
2023年、桐朋学園大学を首席で卒業。 岐阜県芸術文化奨励賞、愛知県芸術文化選奨(文化新人賞)、 文化庁長官表彰(国際芸術部門)、出光音楽賞、日本ショパン協会賞など受賞多数。現在、ドイツのカールスルーエ音楽大学、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在籍中。
人物
集中し研ぎ澄まされた状態でピアノを弾く事を重視しており、練習は休日に多くて6時間、講義などに出席する平日は2時間位を費やすという。一方、ピアノに触れていない時間はソルフェージュや音源を聴く事、常に音楽について考える事を大切にしている[2]。
受賞歴
- 2013年 - 第5回岐阜国際音楽祭 小学生II部門 第2位、岐阜市長賞[9]
- 2015年 - 第39回ピティナ・ピアノコンペティションF級 全国決勝大会 銀賞、聖徳大学川並弘昭賞[10]
- 2016年
- 2017年 - 第71回全日本学生音楽コンクール高校の部 第1位、横浜市民賞、野村賞、井口愛子賞、NHK賞、かんぽ生命奨励賞[13][14]
- 2018年 - 第42回ピティナ・ピアノコンペティションG級 銅賞[15]
- 2019年
- 2022年
- 第67回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール 第3位[6]
- ロン=ティボー国際コンクールピアノ部門 第1位、評論家賞、聴衆賞[8]
- 2023年
- 2024年
- 第50回日本ショパン協会賞[19]
ディスコグラフィ
脚注
外部リンク
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