九州ジュニアチャンピオン

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九州ジュニアチャンピオン(きゅうしゅうジュニアチャンピオン)は、佐賀県競馬組合佐賀競馬場ダート1400mで施行する地方競馬重賞競走である。正式名称は「佐賀新聞社杯 九州ジュニアチャンピオン」、佐賀新聞社が優勝杯を提供している。

概要 九州ジュニアチャンピオン, 開催国 ...
九州ジュニアチャンピオン
開催国 日本
主催者 佐賀県競馬組合
競馬場 佐賀競馬場
第1回施行日 1990年12月9日
2024年の情報
距離 ダート1400m
賞金 1着賞金600万円
出走条件 サラブレッド系2歳オープン(佐賀デビュー馬限定)
負担重量 定量(55kg、牝馬1kg減)
出典 [1]
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概要

佐賀競馬場に所属するサラブレッド系2歳馬(旧3歳馬)による重賞競走ジュニアチャンピオンとして1990年に創設、九州(佐賀・荒尾・中津[注 1])地区交流競走となった2000年に現在のレース名に改められた。また2004年からは全日本2歳優駿の指定競走となり、同時に高知競馬場所属馬の出走が可能となった。

2012年から、荒尾競馬場の廃止により前年限りで開催が終了した九州ジュニアグランプリに代わる形で地方競馬の2歳重賞シリーズ・未来優駿に組み込まれた(2022年まで)。また、JRA2歳認定競走の施行規準変更に関連して佐賀競馬場でデビューした所属馬に出走条件が変更され、優勝馬には認定馬の権利が与えられた。

2016年から[2]、JBC協会協賛の「高知・佐賀スタリオンシリーズ」に指定されている。

2018年、施行距離を1750mから1400mに短縮する。2021年と2022年は2歳チャンピオンシリーズの対象競走に指定されていた。

2023年からは新設されたネクストスター佐賀のトライアル競走(上位2着までに優先出走権付与)として行われている。

条件・賞金(2024年)

出走条件[1]
サラブレッド系2歳、佐賀デビュー馬。
  • 「デネブ特別」で上位2着までに入った馬に優先出走権が付与されている。
負担重量
定量(55kg、牝馬1kg減)
賞金額
1着600万円、2着210万円、3着120万円、4着90万円、5着60万円、着外12万円[3]
優先出走権付与[1]
上位2着までに入った馬にはネクストスター佐賀の優先出走権が付与される。
副賞[3]
佐賀新聞社社長賞、JBC協会賞(ロゴタイプ賞)、全国公営競馬主催者協議会会長賞、佐賀県馬主会会長賞、佐賀県競馬組合管理者賞。
高知・佐賀スタリオンシリーズに指定されており、ロゴタイプの配合権利が優勝馬馬主への副賞となっている。

歴代優勝馬

要約
視点

優勝馬の馬齢は2000年以前も現表記を用いている。全て佐賀競馬場ダートコースで施行。他場との交流期も含め全て佐賀所属馬が勝利している。

さらに見る 回数, 施行日 ...
回数施行日距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1990年12月9日1750mラックプロスト牡21:54.8古川哲也池田及也稲吉富貴男
第2回1991年12月15日スーパートドロキ牝21:56.5大垣敏夫山田義人倉重博文
第3回1992年11月15日ラックホーセキ牝21:55.8古川哲也池田及也稲吉富貴男
第4回1993年11月14日ラックビジン牝2R1:53.0古川哲也池田及也稲吉麗子
第5回1994年11月13日ラックフローラ牝21:57.7古川哲也池田及也金子愿二
第6回1995年11月12日ステディホープ牡22:00.5三小田幸人池田及也木稲安則
第7回1996年11月10日カシノジョオー牝22:00.7北村欣也山田勇柏木務
第8回1997年11月16日ボーイフレンド牡22:01.7北村欣也山田勇曾我雅
第9回1998年11月15日アサノダンサー牡22:00.4北村欣也山田勇野田信博
第10回1999年10月24日バイオレットカラー牝22:01.0北村欣也山田勇江口正弘
第11回2000年11月3日オーシャンハイ牝21:58.1北村欣也山田勇石橋孝通
第12回2001年12月16日サモンジ牡21:58.0下條知之的場信弘(有)アイリス不動産
第13回2002年12月8日ナスキーサンホーク牡21:57.9安東章真島元徳江崎次三
第14回2003年12月14日プリンセスラン牝21:58.9下條知之真島元徳原久美子
第15回2004年11月23日カンモンカイキョウ牡21:58.6鮫島克也大垣敏夫原寛徳
第16回2005年11月27日ナセ牡22:00.1安東章東美義片山建治
第17回2006年11月26日ハシリノキョショウ牝21:56.2長田進仁三小田幸人毛利高明
第18回2007年11月25日キングサンディ牡21:57.0山口勲東眞市深川一清
第19回2008年11月23日パスカル牡21:56.7吉田順治三小田幸人重松国建
第20回2009年11月22日ネオアサティス牡21:55.7真島正徳真島元徳池上典大
第21回2010年11月21日ウルトラカイザー牡21:53.4真島正徳真島元徳中野真吾
第22回2011年11月20日ダイリンウィーク牡21:53.6山口勲東眞市廣松一義
第23回2012年10月26日ロマンチック牝21:57.4山口勲東眞市原久美子
第24回2013年10月25日マツノヴィグラス牝21:57.9田中直人東眞市藤木敏則
第25回2014年10月26日イッセイイチダイ牡21:56.3山口勲東眞市藤木敏則
第26回2015年10月25日ソウダイショウ牡22:01.3兒島真二東眞市藤木敏則
第27回2016年10月9日スーパーマックス牡21:55.9鮫島克也高田豊治津村達矢
第28回2017年10月8日キングランシーン牡22:00.1吉田順治土井道隆深川一清
第29回2018年10月14日1400mローズカラー牝21:31.3竹吉徹古賀光範竹原孝昭
第30回2019年10月6日ミスカゴシマ牝21:30.4石川慎将平山宏秀上村裕希
第31回2020年10月18日シュリーデービー牝21:29.8鮫島克也真島元徳原久美子
第32回2021年10月3日ムーンオブザクイン牝21:30.8川島拓土井道隆木稲安則
第33回2022年10月2日イチノコマチ牝21:30.4飛田愛斗平山宏秀上村裕希
第34回2023年9月3日トゥールリー牡21:30.6出水拓人北村欣也(株)本城
第35回2024年9月8日ミトノドリーム牝21:30.0石川慎将平山宏秀彌登章
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脚注・出典

関連項目

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