中津明神山
愛媛県上浮穴郡久万高原町と高知県吾川郡仁淀川町の境に位置する山 ウィキペディアから
中津明神山(なかつみょうじんさん)は、四国山地西部に属する山である。中津山(なかつさん)あるいは明神山(みょうじんさん)とも呼ばれ、国土地理院の地形図には中津山(明神山)と表記されている。麓の中津の神様(明神)が山名の由来であるとされている[1]。

中央遠方には石鎚山を望む
概要
四国百名山に選定されており、仁淀川を挟んで大川嶺と対峙し膨大な山容を呈している。登り口には中津渓谷があり、中津渓谷県立自然公園に指定されている。5kmほど県道を進むと中津渓谷キャンプ場がある。山腹はブナおよびミズナラなどの雑木林に覆われる。中腹にはかつてスキー場として開発された広場があり、2017年現在は吾川スカイパークとしてエアロスポーツの着陸場になっている。高度1,300m付近を過ぎると森林限界を超え、一面の笹原となり、ダイセンミツバツツジやコツクバネウツギなどの低木が見られる。
山頂手前より稜線に沿って登山道が整備されており、オフロードカーやMTBなどを楽しむことができる。またパラグライダーの離陸場も整備されている。山頂には祠があり、一等三角点「中津明神山」が設置されている[2]。また国土交通省の雨量観測所があり、大型のレーダードームが設置されている[3]。山頂からは間近に大川嶺、石鎚山脈、天狗高原、鳥型山および大野ヶ原、さらに剣山地など四国山地の主な山々を望む。
登山ルート
高知県道363号中津公園線が山頂まで通じており、狭路ではあるが自動車で山頂まで登ることが出来る。愛媛県側の稲村および中津からは古くからの登山道がある。
ギャラリー
- 四国カルストから望む中津明神山
- 中腹から山頂を望む
- 頂上
注釈・出典
関連項目
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