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三フッ化ヒ素(さんフッかヒそ、英: arsenic trifluoride)はヒ素のフッ化物で、化学式AsF3で表される無機化合物。無色の液体で、水と容易に反応する[2]。半導体の製造などに使われる。
三フッ化ヒ素 Arsenic trifluoride | |
---|---|
Arsenic(III) fluoride | |
別称 フッ化ヒ素(III) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7784-35-2 |
PubChem | 24571 |
RTECS番号 | CG5775000 |
特性 | |
化学式 | AsF3 |
モル質量 | 131.9168 g/mol |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 2.666 g/cm3[1] |
融点 |
-8.5 ℃ |
沸点 |
60.4 ℃ |
水への溶解度 | 分解 |
アルコール、エーテル、ベンゼン、アンモニアへの溶解度 | 可溶 |
危険性 | |
主な危険性 | 毒性、腐食性 |
Rフレーズ | R23/25, R50/53 |
Sフレーズ | (S1/2), S20/21, S28, S45, S60, S61 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-305.0 kJ/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
分子構造は三角錐形で、気体の状態では、ヒ素とフッ素の間の結合距離は170.6pm、結合角は96.2°となっている[3]。 非金属塩化物のフッ素化に使われるが、三フッ化アンチモンに比較すると反応性は劣る[2]。
四フッ化ヒ素セシウム()など、の陰イオンを含む塩を生成する[4]。
フッ化カリウムとの反応により、七フッ化二ヒ素カリウムを生成する。これは 分子と陰イオンとの相互作用を表す[5]。
と により五フッ化アンチモン()を生成する[6]。
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