ロス島

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ロス島(ロスとう、: Ross Island)は、南極ロス海にある地球で最も南にある活火山エレバス山を擁する火山島である。

概要 ロス島, 所在海域 ...
ロス島
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所在海域 ロス海
座標 南緯77度40分 東経168度00分
面積 2,460 km²
最高標高 3,794 m
最高峰 エレバス山
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ロス島 (南極大陸)
プロジェクト 地形
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島の名は、1841年にこの島を発見したイギリスの探検家ジェイムズ・クラーク・ロスにちなむ[1]。ロス島は船舶が接岸できる南限の島で、19世紀以来南極探検の拠点とされた。アメリカ合衆国マクマード基地が所在しており、有人島である。

地理

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ロス島の地図
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ロス島の地図

位置・広がり

ロス島はロス海の北西部に位置し、マクマード海峡 (McMurdo Sound) の東に位置する[1]

面積は3,794km2で、沖縄本島の2倍。

地勢

ロス島にはエレバス山(3,794 メートル)、テラー山(3,230 メートル)、バード山(1,765 メートル)の三つの火山がある。前二者は、発見者ロスが乗船していた軍艦の船名から命名された。島の中央近くにあるエレバス山は、活火山である。その20マイル東にあるテラー山は休眠中である。バード山はケープ・バード (Cape Bird) の南にある。

ロス島は船舶が接岸できる南限の島であり、初期の多くの南極探検の拠点とされた。

観測基地

島の南西部、ハットポイント半島南端にはアメリカ合衆国マクマード基地が所在している。

歴史・名称

1841年、ロス海一帯を探検したジェイムズ・クラーク・ロスによって発見された。しかしロスはこの地形を、島ではなく本土ヴィクトリアランドの一部と見なしていた[1]。1901年から1904年にかけておこなわれた、ロバート・ファルコン・スコットが率いたディスカバリー遠征[注釈 1]によって島であることが明らかになり、スコットは発見者ロスにちなみ、ロス島と名づけた。

脚注

関連項目

外部リンク

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