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ロサ・ギガンティア (Rosa gigantea) は、ヒマラヤ山脈山麓・標高1000-1500m地帯のインド北東部、ミャンマー北部、中華人民共和国南西部(雲南省)を原産地とするバラ科バラ属の種。
その名が示す通り("giganteus"はラテン語で「巨大な」を意味する)、バラの中でも最も大きな種である。つる性のバラで、頑丈な鉤状のとげで高さ20m以上の他の樹木の樹冠まで登る。葉は半常緑で長さ15-25cmの複葉(通常7枚の長さ4-8cmの小葉を持つ)。花は白か、クリーム色か、黄色で、直径10-14cmとあらゆる野バラの中でも最大である。実は黄色またはオレンジで直径2.5-3.5cm、堅牢でしばしば翌年の春まで越冬し、次の花が咲くまで残っている。
シノニムとされるものを以下に記す。
R. macrocarpa と R. xanthocarpa はインドのバラの権威であるジョージ・ワットが、1888年にインドのマニプル州で発見し記載した。これらは現在では同じ種であると考えられている。異なっている点として主張された R. macrocarpa の特徴(より深い黄色の花、4-7枚の小葉を持つより大きな葉、大きな黄色の実)は、一貫性がない。
ロサ・ギガンティアとティー・ローズあるいはハイブリッド・ティーが交配され、ベル・ポルテュゲーズやラ・フォレットなどの品種が生み出された。
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