トップQs
タイムライン
チャット
視点

ナフパクトス

ギリシャのエトリア=アカルナニア県に属するディモス、市 ウィキペディアから

ナフパクトスmap
Remove ads

ナフパクトスギリシア語: Ναύπακτος / Naupaktos)は、ギリシャ共和国西ギリシャ地方エトリア=アカルナニア県にある都市。行政上はナフパクティア英語版市に属し、同市の中心地区である。

概要 ナフパクトス Ναύπακτος, 行政 ...

コリンティアコス湾の湾口を抑えるこの都市は、レパントイタリア語スペイン語: Lepanto)の名でも知られる。1571年にはこの近海でレパントの海戦が戦われた。

Remove ads

名称

日本語文献ではナフパクトスの他、ナウパクトスなどの表記もされる。ラテン文字では、Nafpaktos、Navpaktos、Naupactosなどとも綴る。

ラテン語名はナウパクトゥス (Naupactus)。トルコ語名はİnebahtı。

古代のNaupaktos (Ναύπακτος)の名は、中世後期までにはNepahtos (Νέπαχτος)やEpaktos(Έπακτος)、 Epahtos ( Έπαχτος)といった語に転訛し、リンガフランカではNeopantやNepantあるいは、Lepantと呼ばれた。

14世紀フランス文献ではNepantNeopant、ヴェネチア文献ではNepantoLepantoとの記載がある。[1]

世界史に著名なレパントはこれらに由来し、同市のイタリア語名は現代においてもレパントである。

なお「レパント」(Lepanto)という名称は、地中海東岸地方を意味する「レバント」(英語: Levantイタリア語スペイン語: Levante)としばしば間違われるが、無関係である。

19世紀に古代の都市名がギリシャ政府によって復古された。

Remove ads

地理

コリンティアコス湾北岸の、西のパトライコス湾への海峡入り口に位置する、海軍戦略上の要所。海水浴場でもある。

歴史

Thumb
セルバンテス

紀元前220年、スパルタ・アエトリア同盟軍とマケドニア軍が同盟市戦争 (紀元前220年-紀元前217年)英語版紀元前220年-紀元前217年)を行なったが、紀元前217年に「ナウパクトスの講和」(古希: Ειρήνη της Ναυπάκτου: Peace of Naupactus)を結び、現状維持とした。

1571年、近海でレパントの海戦が戦われた。ミゲル・デ・セルバンテス(小説『ドン・キホーテ』作者)がその戦いに従軍したため、セルバンテスの銅像がある。

姉妹都市

脚注

Loading content...
Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads