ラムゼイ・ルイス (Ramsey Lewis 、1935年 5月27日 - 2022年 9月12日 )は、アメリカ合衆国 のジャズ ・ピアニスト で作曲家 。イリノイ州 シカゴ 出身。
概要 ラムゼイ・ルイスRamsey Lewis, 基本情報 ...
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演奏するルイス(2006年)
1956年にエルディ・ヤング とアイザック・"レッド"・ホルト とトリオを組み、チェス・レコード よりデビュー。このトリオによるライブ・アルバム『ジ・イン・クラウド (The In Crowd )』は、第8回グラミー賞 (1966年)で最優秀インストゥルメンタル・ジャズ・パフォーマンス賞(小グループまたは小グループにおけるソロイスト部門)を受賞した。シングル「ジ・イン・クラウド 」もビルボード・Hot 100 で5位[1] 、R&Bチャートで2位を記録した。
1966年にヤングとホルトが脱退し、ヤング・ホルト・トリオ(後のヤング・ホルト・アンリミッテッド )を結成する。替わりに、後のアース・ウィンド・アンド・ファイア のリーダーで、弟子のモーリス・ホワイト がドラマーとして、クリーヴランド・イートンがベーシストとして起用されている。1970年にはホワイトに替わりモーリス・ジェニングス (英語版 ) が加入。
1972年にコロムビア・レコード に移籍。この時期に、かつてのメンバーにして弟子でもあるモーリス・ホワイトをプロデューサー に迎え、『太陽の女神 (英語版 ) 』(1974年)を発表。ジャズ・ファンク 色の強いこのアルバムはグラミー賞を受賞する。
1992年にGRPレコード に移籍。1995年にGRPの副社長カール・グリフィン の企画のもと、アーバン・ナイツ を結成。グローヴァー・ワシントン・ジュニア やオマー・ハキム 、ヴィクター・ベイリー などオール・スターを迎えたファースト・アルバムを、セルフタイトルで発表。1999年にルイスがナラダ・ジャズ に移籍すると共に、アーバン・ナイツもナラダに移る。
2022年9月12日シカゴの自宅で死去。87歳没 [2] 。
代表曲のひとつ「Sun Goddess」は、1970年代 、当時のFM東京 (現・TOKYO FM)における平日午後6時〜午後6時10分の番組『丸井ミュージック&モア〜夜とよぶには早すぎて〜』のテーマ曲として採用されていた。
2023年3月現在は、同TOKYO FMの『武部聡志のSESSIONS 』のテーマ曲に、「Spring High」(アルバム『ラヴ・ノーツ』収録)が採用されている。
アルバム
Ramsey Lewis and his Gentle-men of Swing (1956年、Argo)
Ramsey Lewis and his Gentle-men of Jazz, Volume 2 (1957年、Argo)
『レム・ウィンチェスター・アンド・ラムゼイ・ルイス・トリオ』 - Lem Winchester and the Ramsey Lewis Trio (1958年、Argo)
『ダウン・トゥー・アース』 - Down to Earth (The Ramsey Lewis Trio Plays Music from the Soil) (1959年、EmArcy)
『アン・アワー・ウィズ・ザ・ラムゼイ・ルイス・トリオ』 - An Hour with the Ramsey Lewis Trio (1959年、Argo)
『アーリー・イン・ザ・モーニング』 - Early in the Morning (1960年、Argo) ※with ロレツ・アレキサンドリア
『ストレッチング・アウト』 - Stretching Out (1960年、Argo)
『イン・シカゴ』 - The Ramsey Lewis Trio in Chicago (1960年、Argo)
More Music from the Soil (1961年、Argo)
『日曜はダメよ』 - Never on Sunday (1961年、Argo)
『サウンド・オブ・クリスマス』 - Sound of Christmas (1961年、Argo)
The Sound of Spring (1962年、Argo)
『カントリー・ミーツ・ザ・ブルース』 - Country Meets the Blues (1962年、Argo)
『ボサ・ノヴァ』 - Bossa Nova (1962年、Argo)
『ポット・ラック』 - Pot Luck (1963年、Argo)
『ベアフット・サンデー・ブルース』 - Barefoot Sunday Blues (1963年、Argo)
『バッハに捧ぐ』 - Bach to the Blues (1964年、Argo)
『ボヘミアン・ケーバンスのラムゼイ・ルイス』 - The Ramsey Lewis Trio at the Bohemian Caverns (1964年、Argo)
More Sounds of Christmas (1964年、Argo)
You Better Believe Me (1965年、Argo) ※with ジーン・デュション
『ジ・イン・クラウド』 - The In Crowd (1965年、Argo)
『ハング・オン・ラムゼイ』 - Hang On Ramsey! (1965年、Cadet)
Choice! The Best of the Ramsey Lewis Trio (1965年、Cadet) ※コンピレーション
『ウェイド・イン・ザ・ウォーター』 - Wade in the Water (1966年、Cadet) ※旧邦題『ニュー・ラムゼイ・ルイス・トリオ登場』
『ムーヴィー・アルバム』 - The Movie Album (1966年、Cadet)
『ラムゼイ・ルイスのラテンで行こう!』 - Goin' Latin (1966年、Cadet)
『ダンシング・イン・ザ・ストリート』 - Dancing in the Street (1967年、Cadet)
『ソウル・マン』 - Up Pops Ramsey Lewis (1967年、Cadet)
『処女航海』 - Maiden Voyage (1968年、Cadet)
『マザー・ネイチャーズ・サン〜ビートルズ・ソングブック』 - Mother Nature's Son (1968年、Cadet)
『ライヴ・イン・トーキョー』 - Ramsey Lewis Live in Tokyo (1968年、Cadet)
『ラムゼイ・ルイス・イン東京/アンコール』 - Encore! Ramsey Lewis in Tokyo (Vol. 2) (1969年、Chess/Victor) (Japan)
『栄光への航海』 - Another Voyage (1969年、Cadet)
『ザ・ピアノ・プレイヤー』 - The Piano Player (1969年、Cadet)
『ゼム・チェインジズ』 - Them Changes (1970年、Cadet)
『バック・トゥ・ザ・ルーツ』 - Back to the Roots (1971年、Cadet)
The Groover (1972年、Cadet)
The Best of Ramsey Lewis (1972年、Cadet) ※コンピレーション
Solid Ivory (1974年、Cadet)
『ウペンド・ニ・パモハ』 - Upendo Ni Pamoja (1972年、Columbia)
『ファンキー・セレニティー』 - Funky Serenity (1973年、Columbia)
『ゴールデン・ヒッツ』 - Ramsey Lewis' Newly Recorded All-Time Non-Stop Golden Hits (1973年、Columbia)
『ソラー・ウィンド』 - Solar Wind (1974年、Columbia)
『太陽の女神 』 - Sun Goddess (1974年、Columbia) ※旧邦題『サン・ゴッデス』
『ドント・イット・フィール・グッド』 - Don't It Feel Good (1975年、Columbia)
『サロンゴ』 - Salongo (1976年、Columbia)
『ラヴ・ノーツ』 - Love Notes (1977年、Columbia)
『テキーラ・モッキンバード』 - Tequila Mockingbird (1977年、Columbia)
『レガシー』 - Legacy (1978年、Columbia)
『ラムゼイ』 - Ramsey (1979年、Columbia)
『ルーツ』 - Routes (1980年、Columbia)
Blues for the Night Owl (1981年、Columbia)
『ラムゼイ・タッチ』 - Three Piece Suite (1981年、Columbia)
『ライヴ・アット・サヴォイ』 - Ramsey Lewis Live at the Savoy (1982年、Columbia)
『チャンス・エンカウンター』 - Chance Encounter (1982年、Columbia)
『レ・フルール』 - Les Fleurs (1983年、Columbia)
Reunion (1983年、Columbia)
『トゥー・オブ・アス』 - The Two of Us (1984年、Columbia) ※with ナンシー・ウィルソン
Fantasy (1985年、Columbia)
Keys to the City (1987年、Columbia)
『タイム・フォー・ラブ』 - Classic Encounter (1988年、Columbia)
『ウィ・ミート・アゲイン』 - We Meet Again (1989年、Columbia) ※with ビリー・テイラー
『アーバン・リニューアル』 - Urban Renewal (1989年、Columbia)
『アイヴォリー・ピラミッド』 - Ivory Pyramid (1992年、GRP)
『スカイ・アイランズ』 - Sky Islands (1993年、GRP)
『ビトウィーン・ザ・キーズ』 - Between the Keys (1996年、GRP)
『ダンス・オブ・ザ・ソウル』 - Dance of the Soul (1998年、GRP)
Appassionata (1999年、Narada Jazz)
Meant to Be (2002年、Narada Jazz) ※with ナンシー・ウィルソン
Simple Pleasures (2003年、Narada Jazz) ※with ナンシー・ウィルソン
Time Flies (2004年、Narada Jazz)
With One Voice (2005年、Narada Jazz)
『ソングス・フロム・ザ・ハート』 - Songs from the Heart: Ramsey Plays Ramsey (2009年、Concord)
Taking Another Look Hidden (2011年、Beach)
Maha de Carnaval (2021年、Above Ground label)
アーバン・ナイツ
『アーバン・ナイツ』 - Urban Knights (1995年、GRP)
『2』 - Urban Knights II (1997年、GRP)
Urban Knights III (2000年、Narada Jazz)
Urban Knights IV (2001年、Narada Jazz)
Urban Knights Presents The Chicago Project (2002年、Narada Jazz)
Urban Knights V (2003年、Narada Jazz)
Urban Knights VI (2005年、Narada Jazz)
『7』 - Urban Knights VII (2019年、Ropeadope) ※ラムゼイ・ルイス&アーバン・ナイツ名義