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ラテコエール28(Latécoère 28)は、1930年代のフランスの長距離郵便機、旅客機である。エールフランスの前身の会社の1つ Aéropostaleで大陸間の郵便機として使われ、大戦間のフランスの植民地政策を補完した。アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリやジャン・メルモーズらの乗った飛行機として知られる。
ラテコエール28はラテコエール26の発展型で、単発の支柱で支持された単葉機で、エンジンは初めルノー 12Jbrが搭載された。固定脚で閉鎖式のコクピットに2名の乗員が搭乗し、8人の乗客のためのキャビンが取り付けられた。
1927年から1932年の間にいくつかの型式の50機が製作された。1930年5月12日、ラテコエール28-3はメルモーズによってセネガルのサンルイからブラジルのナタールまで南大西洋横を横断する21時間の郵便飛行に成功した。
ルノーエンジンはすぐに500馬力のイスパノ・スイザのエンジンに換装され、水上機型は650馬力のイスパノスイザのエンジンが搭載された。
カサブランカからダカールへの郵便飛行、パリとマドリード間の飛行、南アメリカへの郵便飛行に用いられた。南アメリカへの郵便飛行はそれまで汽船で数週間から1月かけて運ばれた郵便物を4日で送ることを可能にした。
軍用機として使われたことは少ないが、ベネズエラ軍が爆撃機として3機を購入し、スペイン内戦で数機がフランス政府から人民戦線側に供与された。
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