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ヨーロッパクサリヘビ

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ヨーロッパクサリヘビ
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ヨーロッパクサリヘビVipera berus) は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科クサリヘビ属に分類されるヘビ。

概要 ヨーロッパクサリヘビ, 保全状況評価 ...
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分布

ユーラシア大陸の北部地域に広く分布し、グレートブリテン島アイルランド島では確認されていない)、フランスイタリアの北部地域から、東ヨーロッパロシアスカンジナビア半島中央アジアモンゴルを経て、東はサハリン北朝鮮中国北部にまで達する。

本種は最も北に生息するクサリヘビで、スカンジナビア半島では北緯60度の北極圏付近にも見られる。

形態

全長65 - 90センチメートル[4]。背面に暗色の鎖状の斑紋が入る。

オスの体色は灰色で、メスの体色は褐色[4]

本種の毒は、アスプクサリヘビに比べるとそれほど強くはなく、現地ではそれほど恐れられていない。死者も極めてまれである。 その主成分は出血毒で、神経毒は少ない。そのため、咬まれると激痛と共に患部が腫れあがる。毒は強くないとは言えども、一刻も早い治療が必要である。

分類

以下の分類はThe Reptile Database(Uetz et al.,2016)に従う[2]

Vipera berus berus (Linnaeus, 1758)
Vipera berus bosniensis Boettger, 1889
Vipera berus nikolskii Vedmederya, Grubandt & Rudayeva, 1986
Vipera berus sachalinensis Zarevsky, 1917

生態

標高2,700メートル以下にある開けた森林や低木林・草原・湿原などの様々な環境に生息する[1]。また、アルプス山脈など、標高の高い地域でも見られる。夜行性

小型哺乳類、トカゲなどを食べる[4]

繁殖形態は胎生。3 - 18頭の幼蛇を産む[1]

人間との関係

農地開発などによる生息地の破壊、ペット用の採集などにより生息数は減少している[1]

日本ではくさりへび科(クサリヘビ科)単位で特定動物に指定されている[5]

出典

関連項目

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