Loading AI tools
アカネ科の種 ウィキペディアから
ヤマムグラ(山葎、学名:Galium pogonanthum)は、アカネ科アカネ亜科ヤエムグラ属の多年草[3][4][5]。
ヤマムグラ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Galium pogonanthum Franch. et Sav. (1878)[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ヤマムグラ(山葎)[3] |
根茎は短く、節からひげ根を出す。根茎およびひげ根ともに橙色。茎は下部で枝分かれして束生し、直立して、長さは10-40cmになる。茎は細く暗緑色で光沢があり、ふつう毛はない。葉は4個が輪生し、各輪が隔たって茎につく。葉身は長さ1-2cm、幅2-4mm、広線形または狭倒披針形で、先は円頭、基部はしだいに狭まり、縁に上向きの短毛が生える。葉の表面は無毛で、裏面の中央葉脈に上向きの短毛が生える。輪生する4個の葉は1対ずつに大きさや形が異なる。これらの輪生する葉は、対生する本来の2個の葉と、残りの2個の、葉と同形の托葉となり、本来の葉の方が托葉となる葉より長い[3][4][5]。
花期は5-6月。枝先から細い花序を出し、数個の小さな花をつける。花柄は長さ3-10mmで細い。萼筒は鐘形。花冠は杯形で、径1.5mm、淡緑色で先は4裂し、裂片は卵形で先端はとがり、外側に微細な刺毛が生える。花冠はよく似るヒメヨツバムグラ G. gracilensよりは大きい。雄蕊は4個あり、子房は2室に分かれ、各室に1個の胚珠がある。果実は2個の分果からなり、各分果に1個の種子がある。分果はやや楕円形で、表面には上向きに曲がった短毛がやや密に生える[3][4][5]。
日本では、本州、四国、九州に分布し、山地のやや乾いた林内に生育する[3][4][5]。世界では、朝鮮半島に分布する[4][5]。
和名ヤマムグラは「山葎」の意[3]。山地生のヨツバムグラ G. trachyspermum の類の意味[3]。ムグラ(葎)は、草むら、藪の意味がある[6]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.