モラクセラ・ボーボクリ

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モラクセラ・ボーボクリMoraxella bovoculi)はプロテオバクテリア門ガンマプロテオバクテリア綱シュードモナス目モラクセラ科モラクセラ属の一つであり、カリフォルニア州Browns Valleyの子牛の目から分離された[1][6]M. bovoculiは、牛伝染性角結膜炎の原因菌の一つである[1][7]

概要 モラクセラ・ボーボクリ, 分類 ...
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牛伝染性角結膜炎

牛伝染性角結膜炎(IBK: infectious bovine keratoconjunctivitis)は、Moraxella bovisの感染が原因として起こる牛の眼感染症として知られているが、類縁菌のM. bovoculiは2002年に米国でIBK罹患牛から分離され、2007年に新種として提唱された[1][2]。生化学的性状はM. bovisと類似しているが、それとは異なる特徴として、M. bovoculiフェニルアラニンデアミナーゼ活性陽性、ゼラチン液化陰性がある[1]。日本国内では、IBKを呈した牛から2010年に兵庫県で初めて分離され[8]、その後、2012年に石川県[9]、2014年に長崎県[10]、2015年に埼玉県で報告されている[11]

脚注

外部リンク

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