メーチ (レーダー)
ウィキペディアから
Remove ads
ウィキペディアから
メーチ(ロシア語: Меч)はロシア連邦のV・V・チホミーロフ記念機器製作科学研究所が開発したパルス・ドップラー・レーダーである。型式はN001。NATOコードネームはスロットバック。メーチはロシア語で剣を意味する。
メーチはSu-27に搭載するため開発されたレーダーで、同時期に開発されていたMiG-29に搭載されているルービンと70%の共通性を持つ[1]。ルックダウン・シュートダウン能力を持ち、戦闘機クラス(レーダー反射断面積が3m2程度)の目標に対する探知距離は100km以上とみられる。初期型では複数の目標に対する同時攻撃能力を持たなかったため、1目標をロックオンすると他目標の捜索が不可能となり、地上のレーダーや早期警戒管制機のバックアップを受ける必要があった。そのため、改良型のN001VEでは改善が行われ、70kmで10目標を同時追尾し、2目標との同時交戦が可能となった。また、初期はMBTFが5時間しか無いなど問題が多く、1985年に改善命令が出された。しかし、設計局がN011バルスの開発にシフトしていたこともあり改善は遅れ、Su-27の配備から5年後の1991年になってようやく改善された[2]。その時点でのMBTFは100時間であったが最終的には200時間にまで延長されている[2]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.