ミソハギ科

ウィキペディアから

ミソハギ科

ミソハギ科(ミソハギか、Lythraceae)は、双子葉植物に属する。32600ほどがあり世界の熱帯から亜寒帯にかけて広く分布する。日本には7属、十数種が自生する。

概要 ミソハギ科, 分類(APG III) ...
ミソハギ科
サルスベリLagerstroemia indica
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : アオイ類 malvids
: フトモモ目 Myrtales
: ミソハギ科 Lythraceae
  • 本文参照
閉じる

特徴

木本草本がある。木本はおもに熱帯に分布し、草本は湿地に生育するものが多く、水草もある(ヒシも本科の系統に含まれ水中生活に特に適応している)。は対生または輪生。は両性、子房上位で、萼片および花弁は4、6または8個のものが多い。萼は合生して筒状になる。花弁は薄く、蕾の時には不規則に折り畳まれている。雄蕊はそれより多く8ないし16本、またはさらに多数ある。果実は蒴果または閉果。

利用

観賞用に栽培するサルスベリミソハギなどがある。そのほかに利用されるものとしてはオオバナサルスベリ(バナバ:バナバ茶として飲用する)やシコウカ(ヘンナ:毛染め剤にする)がある。

従来は別科とされていた(APG体系ではミソハギ科に入れる)ものでは、果樹として重要なザクロがある。またヒシ属の種子が食用とされる。

分類

要約
視点
ミソハギ科

ミズガンピ属 Pemphis

ザクロ属 Punica

Lafoensia

Galpinia

Capuronia

Physocalymma

Lourtella

Pleurophora

Woodfordia

Koehneria

タバコソウ属 Cuphea

Pehria

Adenaria

キバナノミソハギ属 Heimia

キカシグサ属 Rotala

Didiplis

Decodon

ミソハギ属 Lythrum + Peplis

Duabanga

サルスベリ属 Lagerstroemia

ハマザクロ属 Sonneratia

ヒシ属 Trapa

Nesaea

ヒメミソハギ属 Ammannia

シコウカ属 Lawsonia

Haitia,Ginoria

Tetrataxis

Crenea

系統[1][2]

以下の属がある。

古い分類体系ではザクロ属はザクロ科、ヒシ属はヒシ科(両科とも子房下位)とされていた。また、ハマザクロ属Duabanga 属はハマザクロ科とされていた。

脚注

Wikiwand in your browser!

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.

Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.