マメゾウムシ

ウィキペディアから

マメゾウムシ

マメゾウムシ(豆象虫[1]、英語:bean weevils, seed beetles)は、甲虫目ハムシマメゾウムシ亜科 Bruchinaeの昆虫の総称。

概要 マメゾウムシ亜科, 分類 ...
マメゾウムシ亜科
Acanthoscelides obtectus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : ハムシ上科 Chrysomeloidea
: ハムシ科 Chrysomelidae
亜科 : マメゾウムシ亜科 Bruchinae
  • 本文参照
閉じる

名前にゾウムシが入っているのにゾウムシ科でないのは、以前はゾウムシ科に近いものと考えられていたものが、近年になって見直されたためである。マメゾウムシ科としたこともある。

マメ科植物の種子を食べて育つため、このように命名されたといわれる害虫である[2](熱帯にはヤシ類の果実を食べる種類もいる[3])。

体長は5mm以下の種類が多く、全世界で約900種、日本では約30種が発見されている[3]

利害

貯蔵穀物の害虫である。

他方で、密閉容器内での多数飼育に向くため、個体群生態学においてモデル生物とされる。日本では内田俊郎はこれを用いて個体群成長密度効果について分析を行ったことで知られる。

下位分類

さらに見る 属, 属(和名) ...
属(和名)種(和名)
Acanthoscelidesミツバマメゾウムシ属griseolus-
obtectusインゲンマメゾウムシ
pallidipennisイタチハギマメゾウムシ
pusillimusチビマメゾウムシ
BorowieciusBorowiecius属ademptusチャバラマメゾウムシ
Bruchidiusタケイマメゾウムシ属comptusシロモンマメゾウムシ
japonicusサムライマメゾウムシ
lautusヒゲナガマメゾウムシ
lespedezae-
serricollis-
terrenusネムノキマメゾウムシ
urbanusシリアカマメゾウムシ
Bruchusマメゾウムシ属lotiミヤコグサマメゾウムシ
pisorumエンドウマメゾウムシ
rufimanusソラマメゾウムシ
Callosobruchusセコブマメゾウムシ属analisワモンマメゾウムシ
chinensisアズキマメゾウムシ
maculatusヨツモンマメゾウムシ
phaseoliタテモンマメゾウムシ
Kytorhinusアシボソマメゾウムシ属senilisクシヒゲマメゾウムシ
MegabruchidiusMegabruchidius属dorsalisサイカチマメゾウムシ
sophoraeエンジュマメゾウムシ
SenniusSennius属lebasi-
Spermophagusイクビマメゾウムシ属rufiventrisイクビマメゾウムシ
Sulcobruchusミゾアシマメゾウムシ属sauteriザウテルマメゾウムシ
Zabrotesブラジルマメゾウムシ属subfasciatusブラジルマメゾウムシ
閉じる

[4]

脚注

関連項目

外部リンク

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.