マニ (鳥)

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マニ(Mani、1997年生)は、マレーシア生まれ[1] の雄のワカケホンセイインコで、シンガポールで飼われている。マニは2005年から占い師M. Muniyappanの「助手」として、リトル・インディアにある占い店で働いている。M. Muniyappanは、簡略化したカード占いを行うことで知られている。

概要 生物, 性別 ...
マニ
Mani
生物ワカケホンセイインコ
性別
孵化1997年(27 - 28歳)
マレーシア
国籍マレーシア
職業占い師
活動期間2005年-
著名な要素サッカーワールドカップの勝敗の予想
飼い主M. Muniyappan
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マニは、2010 FIFAワールドカップの準々決勝の勝敗の予想を全て当てたことで、シンガポールだけでなく、世界的にも有名になった[2]。準決勝1試合目のウルグアイ対オランダ戦の前日の7月5日には、シンガポールでのグーグルの「ホット検索」でトップになった[3]

ワールドカップ開始前は、この占い店の来客は1日平均10人程度だったが、ワールドカップの後には1時間に10人程度となった[2][4]

予想

Thumb
籠に入れられたマニと飼い主のM. Muniyappan。シンガポールのリトル・インディアでは、このような、インコを連れた占い師の姿がよく見られる。

マニはそれ以前から飼い主の占いを手伝っていたが、2010 FIFAワールドカップの勝敗の予想をしたことで、広く知られるようになった。

シンガポールの新聞The New Paperによると、マニのこれまでのワールドカップの勝敗予想で最も話題になったのは、オランダがブラジルに勝利するという予想で[5]、その予想は的中した。

準々決勝では、スペイン、ドイツ、ウルグアイ、オランダの4つの試合の勝者を正確に予想した[6]

準々決勝の結果を全て的中させたことで、マニは世界的に有名になった。シンガポールの新聞『ニューペーパー』がマニを取り上げたのを皮切りに、世界中の新聞社がそれに追随した。AFP通信[4]AP通信[7] などの通信社、『ガーディアン[8] やアメリカの雑誌『ヴァニティ・フェア[9] などが、マニについての記事を掲載した。マニの話は、ドイツ戦の予想を全て的中させてきたドイツのタコ・パウルと絡めて紹介された。

準決勝では、ウルグアイがオランダを、スペインがドイツを破り、ウルグアイ対スペインの決勝戦になると予想した。さらに、スペインが優勝するだろうと予測した[6]。ウルグアイ対オランダ戦の予想は外れ、オランダが決勝に進んだ。マニは改めて、決勝のオランダ対スペイン戦について、オランダの勝利を予想した。一方、タコのパウルはスペインの勝利を予想し[10][11]、いくつかのメディアで「タコ対インコ」として紹介された[10][11]。実際の試合ではスペインが1-0で勝利し、パウルの予想の方が的中した[12]

脚注

外部リンク

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