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フィンランドの陸上競技選手 (1909 - 1985) ウィキペディアから
マッティ・ヤルビネン(Matti Henrikki Järvinen, 1909年2月18日 - 1985年7月22日)は、フィンランドの陸上競技選手。1932年ロサンゼルスオリンピックの金メダリストである。
ヤルビネンはスポーツ一家に育ち、父親のヴェルネル・ヤルビネンは1908年ロンドンオリンピックのギリシャ式円盤投の銅メダリスト。兄のアキレス・ヤルビネンは十種競技の選手で、1928年アムステルダムオリンピック、1932年ロサンゼルスと2大会連続の銀メダリストである。
ヤルビネン自身も、1930年から1934年までの5年間で10回の世界記録を更新し、「ミスターやり投」と呼ばれていた。男子やり投の世界記録の更新回数で2番目に多い選手は、フィンランドのヨニ・ミューラとチェコのヤン・ゼレズニーが4回であり、実に倍以上の回数である。
ヤルビネンは、1932年ロサンゼルスオリンピックのやり投に出場。72m71で、金メダルを獲得。ほかの2人のフィンランド人、マッティ・シッパラ、エイノ・ペンティラとともに表彰台を独占した。
ヤルビネンは1934年の第1回ヨーロッパ選手権でも優勝。4年後の第2回大会も制し連覇を果たしている。しかし、1936年ベルリンオリンピックでは、けがに苦しみ、結果も5位に終わっている。
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