マエガミジカ

マエガミジカ（Elaphodus cephalophus）は哺乳綱鯨偶蹄目シカ科の1種。本種だけでマエガミジカ属を形成し、ホエジカ属と近縁である。 中国中央部からミャンマー北部にかけて生息する。 角は小さく、頭頂部の黒い毛房と、オスの長い犬歯が特徴^[2]。体高50-70cm 、体重17-30kgほど^[3]。

マエガミジカ
マエガミジカ（オス）
保全状況評価[1]
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota 界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 : 哺乳綱 Mammalia 目 : 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla 科 : シカ科 Cervidae 属 : マエガミジカ属 Elaphodus 種 : マエガミジカ E. cephalophus
学名
Elaphodus cephalophus (Milne-Edwards, 1872)
英名
Tufted deer

亜種

4亜種が記載されているが、1亜種については議論がある^[1]。

• E. c. cephalophus – 最大亜種。毛は灰色。中国南西部、ミャンマー北東部に生息。
• E. c. michianus – 口吻が比較的狭い。中国南東部に生息。
• E. c. ichangensis – 口吻が比較的広い。毛は灰褐色。中国中部に生息^[4]。
• E. c. forciensus – 独立した亜種として存在するか疑わしい。分布は不明^[1]。