ポーラ美術館
神奈川県箱根町にある美術館 ウィキペディアから
ポーラ美術館(ポーラびじゅつかん)は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある美術館。公益財団法人ポーラ美術振興財団が運営している。館長は野口弘子[2]。印象派絵画のコレクションは日本最大級。富士箱根伊豆国立公園に位置し、ブナやヒメシャラなどが見られる遊歩道を有する。
ポーラ美術館 POLA MUSEUM OF ART | |
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![]() エントランス | |
施設情報 | |
収蔵作品数 | 約10,000点[1] |
館長 | 野口弘子[2] |
管理運営 | 公益財団法人ポーラ美術振興財団 |
建物設計 | 株式会社日建設計[3] |
延床面積 | 8,098.04m2[3] |
開館 | 2002年9月 |
所在地 |
〒250-0631 日本神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 |
位置 | 北緯35度15分24.1秒 東経139度1分16.42秒 |
外部リンク | https://www.polamuseum.or.jp/ |
プロジェクト:GLAM |
沿革・コレクション
ポーラ化粧品で知られるポーラ創業家2代目であった鈴木常司が数十年にわたって収集した美術品約9500点を展示するため、「箱根と自然と美術の共生」のコンセプトのもと、2002年9月に開館した[1]。現在の収蔵作品数は約10,000点。
鈴木常司が1950年代後半から40数年かけて集めたコレクションは、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、彫刻、東洋陶磁、日本の近現代陶芸、ガラス工芸、化粧道具などを含む。
収蔵品の中核を成すのは、モネ、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ピカソといった西洋絵画を中心に、黒田清輝、岸田劉生、杉山寧など日本の絵画、東洋陶磁やガラス工芸から現代アートまで、世界的な評価の高い作品が多数。
常設展示のほか、各種の企画展示、講演会、ギャラリートークなどの普及活動を行っている[4]。
大日本印刷(DNP)子会社と協力して2018年より、所蔵作品の画像データ貸し出しを行っている[5]。

2013年に富士箱根伊豆国立公園の立地を生かした遊歩道「風の遊ぶ散歩道」をオープンした。広葉樹林のなかに全長約1kmの木道が設置されている。
主な収蔵作品
- ルノワール『レースの帽子の少女』(1891年)
- モネ『睡蓮の池』(1899年)
- エドガー・ドガ『休息する二人の踊り子』(1900 - 1905年頃)
- セザンヌ『砂糖壷、梨とテーブルクロス』(1893 - 1894年)
- ジョルジュ・スーラ『グランカンの干潮』(1885年)
- アンリ・ルソー『エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望』(1896 - 1898年)
- シャガール『私と村』(1923 - 1924年頃)
- アメデオ・モディリアーニ『ルニア・チェコフスカの肖像』(1917年)
- ゴッホ『アザミの花』(1890年)
- ゴーギャン『異国のエヴァ』(1890 - 1894年)
- パブロ・ピカソ 『海辺の母子像』(1902年)
- 黒田清輝『野辺』(1907年)
- 岡田三郎助『あやめの衣』[6](1927年)
- 杉山寧『洸』(1992年)
- 関根正二『子供』(1918年)
- ゴッホ『ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋』1888年
- マネ『ベンチにて』1879年(パステル)
- モネ『花咲く堤、アルジャントゥイユ』1877年
- ゴッホ『草むら』1889年
- ゴッホ『アザミの花』1890年
- ゴーギャン『異国のエヴァ』1890/1894年
- アンリ・ルソー『ムーラン・ダルフォール』1895年頃
- 黒田清輝『野辺』1907年
- 岡田三郎助『あやめの衣』1927年
交通概要
建築概要
出典
関連項目
外部リンク
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