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ポモラヴリェ郡(ポモラヴリェぐん、セルビア語: Поморавски округ / Pomoravski okrug)は、セルビアの郡。中心地はヤゴディナ。郡名は郡内を通るヴェリカ・モラヴァ川(大モラヴァ川)に由来し、po (~沿いの) morava (モラヴァ川)で「モラヴァ川沿岸地域」の意味である。
郡には6つの基礎自治体がある。 郡庁所在地のヤゴディナのみが市(град / grad)で、残りの自治体はオプシュティナ(општина / opština)である。市は、ヴォイヴォディナ自治州・旧コソボ・メトヒヤ自治州を含めるとセルビア全土に24存在し、より強い自治権を有する。オプシュティナは日本の町・村に相当する。
2002年の国勢調査による民族別の人口構成は次の通りである。
19世紀の建築が残されており、それ以前の時代の遺構もハイドゥク・ヴェリコ(en:Veljko Petrović)の邸宅や、ミロシュ・オブレノヴィチにより寄進された大天使ミカエル教会など、多く残されている。
17世紀、ジュラジ・ブランコヴィチの統治下で建設されたヨシャニツァ修道院は、この地域で最も優れた中世の建築物とされている。チュプリヤの郊外には1375年から1377年にかけて造られたラヴァニツァ修道院と被昇天教会(皇太子ラザル・フレベリャノヴィチの寄進による)がある。ラザルがコソボの戦いで没した後、彼の聖遺物は1690年までそこにあり、その後3世紀にわたるセルビア人の移動と共に各地を回り、現在は再びこの修道院に収められている。
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